8月に読んだ本
2015年8月の読書メーター読んだ本の数:9冊読んだページ数:2516ページナイス数:98ナイス壺の町 (光文社文庫)の感想面白く一気に読んだが、あえて言うとラストに来てくどくなってきたかなあ。香の不倫相手の周平に犯人探しさせているんだけど、なぜ彼が?と思ったりした。もっと彼が警察に疑われるとかしているのなら緊迫感が出て良かったんじゃないだろうか。でも彼が不思議に思う古畑家の過去や謎は、読んでいる方も何があるのかと引きつけられる。また警察の近藤がいい味出しているんだけど、なんか中途半端。彼をもっと活躍させるとかしたら良かったなあ。読了日:8月30日 著者:望月諒子四色の藍 (PHP文芸文庫)の感想ちょっと、読むのに時間がかかってしまったが、後半になってかたき討ちの相手が実はというのが分かってから面白くなった。しかし、犯人に関してはえ~やっぱりその人が?!ってちょっと残念な気持ちもした。とはいえラストは明るく前向きなので読後感は良いです。読了日:8月26日 著者:西條奈加なりたいの感想許嫁も決まった病弱若だんな、良かったね~~と思うが、その話は今回関係ない。 寝ながら推理する若だんな。手足となって働く妖怪たち。この関係が今まで以上に形になってきた様子。最後に若だんなの神様への答えがこの前出た番外編に続いているということかな?まだまだこのシリーズ続きそうで私は楽しみ。 読了日:8月20日 著者:畠中恵パレートの誤算の感想「パレード」だと思っていたら「パレート」だった。そしてその「パレートの法則」って初めて知った。ミスリードを誘う展開で、すっかりそれに騙されました。面白かったですよ。ヒロインと同僚の男性と二人で謎を解くというのが、二時間ドラマによくある形だなって思いましたけどね。読了日:8月13日 著者:柚月裕子ダンジョン飯 1巻 (ビームコミックス)読了日:8月13日 著者:九井諒子ダンジョン飯 2巻 (ビームコミックス)の感想1巻よりも面白かった。そういえば昔ウィザードリィで大事に育てたパーティが最下層で全滅して、壁に嵌って戻れなくなった。もちろん、泣いたよ~~(笑)そんなことも思い出させてくれるダンジョン飯だ。ミミックって確かにおいしそう。センシのもふもふひげがかわいかった。読了日:8月13日 著者:九井諒子何者 (新潮文庫)の感想就活って今はこうなっているのかと教えてもらった。「落ち続ける苦痛もあるが本当は大したものではない自分を大したもののように話し続けなくてはならない苦痛。」というのが印象的。拓人の鋭い分析と観察にふむふむと思っていたのだが、彼の正体がばれてからが面白かった。年齢に関係なくドキッとさせられる言葉もあって「自分は自分にしかなれず頑張るしかない」と改めて思う。読了日:8月10日 著者:朝井リョウ生還者の感想どちらが真実を語っているのか。ああなるのか、こうなるのか。気になって一気読み。生還者の気持ち、自分もその立場になったら罪悪感で押しつぶされそうになるだろうと思う。辛いよね。そんなところを書きながら女性記者を絡めているので最後にちょっと明るい気持ちにしてくれる。でも私的にはそのハッピーエンドは必要ないと思った。読了日:8月7日 著者:下村敦史火花の感想前半豊かな表現力に感心したが、力が入っているけど読みずらいなあって思った。後半になるにつれ読みやすくなったようにも思う。漫才師や芸人、お笑いに対する作者の思いが込められているのはよくわかった。先輩との掛け合いのシーンは時々くすっと笑った。後半から入り込めたかな。それにしても私にとってはなかなか純文学は難しいという感じでした。読了日:8月3日 著者:又吉直樹読書メーター