いまさらながらではあるけれど、東野圭吾著
『白夜行』を読んだ。
いやぁ、面白かった!かなり厚い本だったけれど、中盤以降、半分くらいはイッキ読み(おかげで目が痛いっ)。
つきなみな感想だけれど、
亮司と
雪穂の心理描写や二人のやりとりの描写がなく、そこを二人の周囲の人間の描写をヒントに、読み手の想像で埋めていくところが面白い。
そして、
雪穂の台詞とタイトルも秀逸。
「あたしの上には太陽なんかなかった。いつも夜。でも暗くはなかった。太陽に代わるものがあったから。太陽ほど明るくはないけれど、あたしには十分だった。あたしはその光によって、夜を昼と思って生きていくことができたの。わかるわね。あたしには最初から太陽なんかなかった。だから失う恐怖もないの」
この次は、続編(?)といわれる『幻夜』を読んでみる予定。
【今年の読書目標達成まで---あと23タイトル】