唯川恵 著
『肩ごしの恋人』を読んだ。
この間まで米倉涼子と高岡早紀主演でドラマ化されていたもの(見てなかったけど)。
輸入代行会社に勤めるOL
萌と「常に泳いでいないと死んでしまう鮫と同じで、常に愛に翻弄されていないと生きていけない」とのたまう、自称『鮫科の女』
るり子は、5歳の時からの腐れ縁。
るり子の3度目の結婚(相手は、
萌の元恋人の
信之)式の席で、
るり子はるり子の元恋人で既婚者である
柿崎に出会い意気投合する・・・
萌の家に居候することになる家出少年
崇、ゲイの
文ちゃん、
リョウ、
信之の浮気相手
エリなど、さまざまな人物が登場、
萌と
るり子を取り巻く。
以下、感想を箇条書きに。
・
るり子のような女が身近にいたら、私もやっぱり嫌ってしまうだろうなぁ・・・でも、同性から嫌われても自分のスタンスを貫いている、幸せになるために一生懸命なのだと知る機会があったら、
萌みたいに
るり子と仲良くなれるのかも。
・登場人物がいっぱいでてきたけれど、誰に感情移入するわけでなく、淡々と進んでいった感じ。
・唯川恵って、私の中では“コバルト文庫”の作家ってイメージが強いのだけれど(←年齢がばれる)、本作で直木賞を受賞・・・出世したもんだわっ。
【今年の読書目標達成まで---あと3タイトル】
目標達成は目前です♪