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カテゴリ:旅行/おでかけ
琴電に乗って屋島へ。
歴史に浪漫を感じる私としては、源平の戦いの地にも多いに興味があった。 琴電屋島駅から屋島山上までは、1時間に1本しかないけれど、100円でバスが出ている。そのバスがとってもカワイイ!(→) キャラクターがイルカなのは、屋島山上に水族館があるから。 そのイルカが、平家物語の『扇』の(那須与一が弓を射る)場面を再現したり、お遍路さん姿になったりしている。 山上の大駐車場には10分程度で到着。 景色を楽しむなら、行き(上り)は運転手側の席がオススメ。 源平ゆかりの土地らしく、山上には何箇所かに、“義経アートパネル”(↓)と呼ばれる、源平合戦の様子や平家の女性たちを紹介した大きなパネルが展示されたいた。 まずは屋島寺を訪れる。 霊場八十四番ということもあり、お遍路さんの姿もちらほら。 右の写真が本堂で、その左手に宝物館がある。 宝物館には、源平合戦の様子を描いた絵や平安時代に作られた薬師如来坐像などが展示されている。入館料は500円。 お寺の敷地の片隅に、芭蕉の“夏草や 強者どもが 夢のあと”の句碑もあった。 また、本堂の脇には蓑山大明神があり、狸が祀られている(←)。 みやげもの屋に狸が多いと思ったら、これにちなんでいるわけね。家庭円満、縁結び、水商売の神様なんだとか。 寺を抜けて進むと、みやげ物屋が並ぶ道に出る。 瀬戸内海が一望できる絶景スポット“獅子の霊厳”から海に向かって瓦を投げると開運・厄除けになると言われており、みやげ物屋では平べったい小さい瓦がそこかしこで売られていた。 さらに進んで水族館を通り過ぎ、ずんずん歩いて行くと、今度は源平合戦の舞台、壇ノ浦が一望できる“談古嶺”というスポットに出る。 そこからの眺めはこんな(↓)感じ。 今日はとても天気がよく(そしてめっちゃめちゃ暑い!34度もあった!)、空も海も青くてとっても美しい。 そのまま進むと、源氏の武士たちが刀を洗ったため真っ赤に染まったという“血の池”があり(今の季節は蓮の葉だらけで水面がほとんど見えず)、バスが到着した大駐車場に到着。 途中座って休憩することなく、写真を撮りつつ歩いて山上1週の所要は約1時間。いい運動になったわ~! 再びバスに乗り、琴電屋島駅に戻る。 その駅から歩いて10分くらいのところに、ガイドブックに載っていたうどん屋『わら家』があったので、そこでおやつにうどんを食べる(うどんレポートはコチラ)。 そしてうどん屋のすぐ近くに、明治時代に神戸に建てられた洋館を移築して喫茶店にした『異人館』があったので、興味本位で入ってみる。 中の椅子やテーブルも当時のものを使っているとのこと、クラシック音楽も流れ優雅な気分になれた(↓)。 そうそう、外にある赤いポストは1900年ごろロンドンにあったものらしく、夏目漱石もこのポストを利用したかも?などと解説してあった。 真っ赤なテレフォンボックスを見て、『ハッとしてグー』を口ずさんでしまった、古いっ(汗)。 水分補給もしたし、目の前に広がる長い階段も何のその(この写真に写っているのは最後の会談。この4倍くらい上りました)、異人館の近くにある屋島神社(→)も訪れる。 この屋島神社は、東照大神・徳川家康と頼重大神・松平頼重が祀られていて、別名“讃岐東照宮”とのこと。 おみくじを引いたところ、なんと大吉! でも我慢、我慢の徳川家康らしく、「やることをやってじっと我慢していれば運が開ける」という内容で、普通のおみくじの大吉とはずいぶん趣が異なった。 以上で屋島観光は終了、再び琴電に乗って高松市街へ戻った。 こういうところを訪れると、『平家物語』が読みたくなる。 20年近く前、大河ドラマで『太平記』をやっていた時、吉川英治の『私本太平記』を読んだ後『新・平家物語』を読み、その影響もあってかワタクシは平家びいき。滅んだ側に浪漫を感じます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.08.25 23:39:19
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