【3日目: ペトラ → マタバ → ネボ山 → 死海】
ペトラからバスで移動。
出発してまもなく、モーゼが杖で地面を叩くと湧いて出てきたと伝えられる泉、
“ワディ・ムーサ”(↓)に到着。地元の人が水を汲みに来ていた。舐めてみると、クセの無い水だった。

2時間くらい南へ走って、
マタバという、イスラム教徒が90%以上のヨルダンにあって、ギリシャ正教徒が多い町に到着。
6世紀のパレスチナの地図のモザイクがあることで有名な聖ジョージ教会を訪れる。キリスト教が迫害されても仲間を見つけられるようにと描かれたらしい。

こちら(→)がそのモザイクの解説図。ずいぶん欠けているところがあるけれど、パレスチナのみならずエジプトまで描かれている。
 | モザイク地図で印象に残った2箇所をここで紹介。
1箇所目は、ヨルダン川、魚と死海(←)。
死海がしょっぱくて逃げている魚がいてユーモラスなんだけど、実はもっと深い意味があって、魚はキリスト教の洗礼を表し、この2匹が向かい合っている場所でイエス・キリストがヨハネから洗礼を受けたのだとか。
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 | 2箇所目は、聖地エルサレム(←)。
強固な城壁で囲まれている様子がよくわかる。 |

マタバにはもっと教会があったのだけれど、観光は1箇所のみで終了。
その後、
モーゼ終焉の地とされるネボ山へ。
モーゼが亡くなったとされる場所には記念碑(→)があるのだけれど、かなり新しいもので正直残念。
ネボ山には、4世紀には既にモーゼを記念した教会が建てられていたとのこと。現存している教会は後世のもので、現在は修復中、一部、教会内のモザイクなどが別のところに展示されていた。

こちら(←)は、ネボ山(標高802m)からエルサレム方面を見た絵。
といっても、“約束の地”エルサレムはおろか、手前のイェリコさえも見えなかった(涙)。
だから写真もイマイチ・・・ここには気持ちだけ載せときます。
でも、不毛の地の向こうにヨルダン川と緑の木々を見た時、モーゼは安心したのでは?などと思ったりした。

これ(→)は、ドイツの芸術家から贈られたという、
蛇の巻きついたモーゼの杖をモチーフにしたオブジェ。数年前に贈られたまだ新しいものだとか。
教会は修復中だし、植えられたばかりと思われる若いオリーブの木々があったし、ここネボ山はリニューアルの真っ最中という感じ(笑)。
ネボ山観光の後、バスで死海へ。
続きは
後編で!