京都、パリ この美しくもイケズな街
連日大混雑の京都ですが12月も半ばとなれば街も少しは平穏な日常を取り戻す。◎26万部『京都ぎらい』の井上章一氏、フランス文学界の重鎮である鹿島茂氏が、知られざる京都とパリの「表と裏の顔」を語り尽くす。たとえば、・日本には「怨霊」がいるが、フランスにはいない・日本のお茶屋とパリの娼館は、管理システムが似ている・パリの娼館は、スパイの温床だった・日仏では、女性のどこに魅力を感じるか・洛中の人にとっての「京都」はどこ?・パリの人にとっての「パリ」はどこ?・パリと京都の「汚れ」に対する意識の違い など、知っているようで知らなかった「京都とパリ」の秘密がわかる。【内容情報】(「BOOK」データベースより)フランス文学界の重鎮鹿島茂と、26万部『京都ぎらい』の井上章一が明かす、世界的人気都市の秘密。【目次】(「BOOK」データベースより)第1章 京都人とパリジャンの気質(生まれと育ちに対する意識/創業年数を誇る京都のお店 ほか)/第2章 京都の花街、パリのキャバレーや娼館(宗教家とエロティシズムの関係/日本の花街とフランスの娼館 ほか)/第3章 京女、パリジェンヌの美人力(かつてのフランス式夫婦、フランス式恋愛/自慢したい男心 ほか)/第4章 京都とパリの魅力、都市史(洛中の人にとっての「京都」はどこ?/パリの人にとっての「パリ」はどこ? ほか)/第5章 京都とパリの食事情(パリの食事情/京都の食事情 ほか)【著者情報】(「BOOK」データベースより)鹿島茂(カシマシゲル)フランス文学者。明治大学教授。専門は19世紀フランス文学。1949年、横浜市生まれ。1973年東京大学仏文科卒業。1978年同大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。現在明治大学国際日本学部教授。『職業別パリ風俗』(白水社)で読売文学賞評論・伝記賞を受賞するなど数多くの受賞歴がある。膨大な古書コレクションを有し、東京都港区に書斎スタジオ「NOEMA images STUDIO」を開設井上章一(イノウエショウイチ)1955年、京都府生まれ。京都大学工学部建築学科卒、同大学院修士課程修了。京都大学人文科学研究所助手ののち現在、国際日本文化研究センター教授。専門の建築史・意匠論のほか、日本文化や関西文化論、美人論など、研究範囲は多岐にわたる。1986年『つくられた桂離宮神話』(弘文堂、講談社学術文庫)でサントリー学芸賞、1999年『南蛮幻想』(文藝春秋)で芸術選奨文部大臣賞、2016年『京都ぎらい』(朝日新書)で新書大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)京都、パリ この美しくもイケズな街 [ 鹿島茂 ]