DIE IN CRIES「Eros」
今回のお題はDIE IN CRIES「Eros」。1993年7月7日にBMGビクター/アリオラレーベル(現:アリオラジャパン)からリリースのメジャー3rd。オリコン最高7位獲得。DIE IN CRIESはD'ERLANGER解散後のkyoのソロプロジェクトとして1991年始動。1stで参加したyukihiroと室姫深のユニット「OPTIC NERVE」とTAKASHIが加わってバンドとしての体制を整えてバンド活動をスタート。Zi:Kill(yukihiroはDIE~参加前はZi:Killに参加していた)・D'ERLANGERでの知名度もあったことから1993年に日本武道館公演を成功させたものの、1995年にラストアルバム『Seeds』発表後、同年7月2日、東京ベイNKホールでのライヴを最後に解散した。 解散に至った動機としてyukihiroが音楽性の違いから脱退を仄めかす発言をし、それを聞いたKYOが「このバンドが俺個人のものだったころなら認めていたが、今となってはDIE IN CRIESは4人のものだ。脱退するというなら解散しよう。」と答えたからだという。室姫の方もDIE IN CRISとして活動している最中にソロプロジェクトを立ち上げており、「GIGS」のインタビューで音楽性の違いを示唆するコメントをしている。 解散後各人は様々なバンド活動を行なっているが、DsのyukihiroはL'Arc~en~Cielの3代目Dsとなる。<曲目>01 Nocturne02 Through the Looking Glass03 lust-proud04 リザード05 (with my song)to you06 I Wish You'll be Happy07 接吻_KUCHIZUKE_08 「ヴェルトの眼」09 ...To LOVE , Too DESIRE10 True Colour ~トゥインクートゥーラーの色~11 Eroto・manie*対応サブスク:なし曲自体はD'ERLANGER同様BOOWYとBUCK-TICKを合体したようなスタイル。詞はBUCK-TICKのゴシック・ダーク路線の曲を思わせ、ラブソングの類はBOOWY風。曲によってはシンセギター、シンクラヴィアを使っていたと言うがシンセが入ることで他のビートロックとは違う華を添えている。ラルクのyukihiroが前に在籍していたバンドということで、yukihiroのプレイはラルクの時よりアグレッシブに聞こえるし、ラルクがエレクトロを導入するようになったのはyukihiro加入が大きいと思うが、DIE~でのスタイルが影響しているのか?(yukihiroはインダストリアル志向で影響を受けた日本のアーティストとしてBUCK-TICKとSOFT BALLETを挙げている)「nocturne」PV。KyoがいたD'ERLANGERは90’s型V系の始祖と言われ、Xとは異なり化粧はしているが派手ではなく衣装もスーツ・・・っていうスタイルだったと言うが、このPVでもそういう路線が見える。【中古】邦楽CD DIE IN CRIES / Eros