中野歴史研究会

先日SIX ANGLES「戦略級 日露戦争」を購入。プレオーダーしていたことを忘れていました。(笑)
このゲームはＳＰＩの「RED SUN RISING」の再販。タイトルをわざわざ変える必要があったのかちと疑問。オリジナルタイトルのままでよかったような気がしますが、どうなんでしょう。
オリジナルゲームは当然持っていないので比較できません。山崎氏の美しいアート・ワークにはただただびっくり。ユニットを切るのが惜しいぐらいです。(笑)

ルールは「オリジナルルール」と「日本語版選択ルール」から構成されています。
「日本語版選択ルール」は山崎氏と瀬戸氏が作成したもので、プレイヤーに採用するかの判断を委ねたものです。私はこの山崎氏の方針をすばらしいと思います。ディベロップと称しルールを変更するのではなく、選択ルールとして提案をするという方針はプレイヤーにとって大変ありがたいものと考えます。選択ルールの採用はあくまでもプレイヤーの判断であり、オリジナルゲームに対する尊敬の念を感じます。
また、練習用ミニゲームのデザインをしてくださったことは有り難いです。練習用ゲームでまず雰囲気をつかむことができます。 練習用ミニゲームはハーフマップ一枚ですから、手軽にプレイすることができると思われます。私はまずこちらをプレイしてみようと考えています。

本誌はルールだけではなく、デザイナーズ・ノート、両軍の戦略と戦術、日露両軍指揮官列伝、リプレイ記事、日露戦争全史が掲載されています。
資料としても楽しく読めます。ページ数に制約がありますから、より詳しい歴史背景を知りたい人は他の書籍で補完すれば良いでしょう。参考図書一覧があればなおよかったのですが、これは無い物ねだりでしょう。(笑)

次作は「モスクワ攻防戦」(オリジナル)のようです。とりあえず予約します。(笑)

日露戦争の参考図書