2013/09/09(月)13:04
プレゼンテーション研究
2020年の東京オリンピックが決まったわけですが、オリンピックを招致する活動をみてみよう。
2度目のオリンピック招致は石原慎太郎前東京都知事と森喜朗元総理で一丁やったろかと始まったものだという。
オリンピック招致プレゼンテーションの概要をまとめたサイトから、プレゼンテーター6名でプレゼンテーション45分、質疑応答45分の計90分のテクニカル・プレゼンテーションの事業費は3億4千3百万円です。概算一人当たり5,700万円です。
プレゼンテーションだけで決まるわけではありません。プレゼンテーションは最後の最後の見せ場です。
そこまでには招致のために各国のIOC委員へのロビー活動などがあるわけです。
「東京五輪」実現性は?〈担当記者5人が直前予想〉の中で、前回の招致費149億円とあった。
今回も同じくらいの招致費だと仮定すると約300億円、7年で3兆円の経済効果とすると
アバウトな効果対費用を考えてみると1%の投資で100倍の経済効果ということになります。
プレゼンテーション研究という側面からオリンピック招致プレゼンテーションをみてみてはいかがだろう。
4年前の日本IOCオリンピック委員会の招致活動の記録からです。
2020東京オリンピック開催の経済効果7年間で3兆円と試算がありますが、
猪瀬都知事は心のデフレをとりはらうことができるチャンスと述べる。
氏のtwitterの以前の書き込みに、「景気回復にはまず心のデフレをとりはらうことですからね」とあるので
景気回復を念頭においた発言だったかもしれません。
景気回復の文字にも「気」の文字があります。「気は心」ともいわれますので、心のデフレをとりはらう。
わくわくドキドキするオリンピック開催で、景気もよくなってもらいたいものですね。
心の昂揚感、こころがわくわくすること、これは生きる喜びです。
生命感の躍動の場であるオリンピックの開催です。
その影響をうけないわけがないのであります。
1964年の東京オリンピックではデザイナー亀倉雄策氏のオリンピックポスターが注目を浴びた。
グラフィックデザインの分野はあのポスター以来、飛躍的に世間の認知度が高まったわけです。
オリンピックを機会としてある種の革新が起きたのです。
他の分野でもそういうことがあったろうと推察されます。
2020年の東京オリンピックでも、あわよくば、再度そういう期待が持てるかもということです。
福島県民としては、福島原発をどうにかしてほしい。
五輪招致のプレゼンテーション会場で安倍総理が世界に向けて原発の安全を宣言したわけですから
7年後までには日本政府が責任をもって原発を冷温停止状態にしてもらいたい。
負の遺産、福島原発。汚染水を止めてほしい。原発を冷温停止状態にしてもらいたい。
この原発を冷温停止状態にする技術を確立できるならば、世界の原発停止処理に貢献できるかもしれません。
戦争の道具である核ミサイルの開発と連動している原発といわれますが、
刀狩で武器を捨てさせた日本です。
世界に核を放棄させるタグボートとなってもらいたい。
なぜ戦争が起こるのかという命題にいきあたってしまう。
争いがおこるから、
争いごとはなぜ起こるか、
自己主張、自己都合、正義を主張することから。
いっそのこと対立する国同士がオリンピックのようにプレゼンテーションをして各国委員の投票にしたらどうなのだろう。
武器を捨て、プレゼンテーション合戦。
それができないから紛争、戦争は起きているということになるのか。