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2007.02.03
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遭難の事例がいくつか挙げられている。山に登りだして4年、気ままな山登り愛好家のワタシは、この本を読んで大きな刺激を受けていた。
話は次の7章。
春・沿海州低気圧 谷川岳 雪崩
春・春の嵐 伊那前谷 突風
夏・雷 塩見岳 落雷
夏・台風 トムラウシ山 低体温症
秋・太平洋沿岸低気圧 立山 凍死
冬・西高東低 剱岳 異常降雪
冬・二つ玉低気圧 剱岳 暴風雨

こうして本を読んでいると今までの自分の登山を顧みて、事故にあわなかったのが不思議、たまたま運が良かったとしか言いようがない。もちろん生来の臆病が極端に危険な行動をセーブしていた面はあるけれど、何も知らずに危ない橋をけっこう渡っていた。

本で描かれた人たちも、決して好んで事故に向かって突き進んでいたわけではない。しいて言えばその時点でベストの選択をする事が出来なかったということか。だから過去の事例から学ぶことが必要なのだと教えてくれている。
■羽根田 治著 発行:山と渓谷社 2003.6.10\1,600






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Last updated  2007.02.08 06:59:54
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