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テーマ:山登りは楽しい(12245)
カテゴリ:山は…、いいな~♪
虫倉山
■不動滝駐車場9:30→11:00虫倉山山頂12:00→13:00不動滝駐車場 虫倉山はやまんばが住む山として知られている。全国各地にやまんば伝説はあるが、ここ虫倉のやまんばはおそれの対象ではなく尊敬の対象となっている。今年3月30日に発行された中条村教育委員会の「虫倉山の山姥~大姥様の伝説」には、 「おおば(山姥)は全国各地で伝説・民話として伝えられています。その多くは伝えられています。その多くは怖いもの。恐れるものとされています。しかし中条村では尊敬や敬いの気持ちを込め「おばば様」と呼ばれています。これが中条村の「おおば伝説」ゆえんで、「おおば様」は、地域や村人を災いから救い、子どもたちを危険から守ってくれる「子育ての神様」として親しまれ語り継がれて来たものだからです。とある。 そんなやまんば伝説のある信仰の山「虫倉山」への登山道は多い。午後から隊長のリンゴ畑の収穫を手伝う予定のこの日は最短コースの不動滝のピストンを選んだ。 駐車場にたどりつき歩き始めた9時半。携帯電話がなり響いた。液晶画面を見ると隊長の名前。電話に出ると声が聞こえる。 「登ってるところが見えてるよ!」と隊長。 「え?まだ登山口に着いたところやで!」と私。 軽口をたたいたのに私のまじめな対応にちょいと困った様子。 「山頂に着いたら、また電話するわ!」と電話を切る。 鹿島槍ヶ岳 山に登りだした頃、西側の北アルプスは鮮明に見えていた。山は時間とともに霞がかかり、やがておぼろげになっていった。 北アルプス 木立から見える北アルプス。 イワカガミ 1時間半の登りの行程で出会ったのは頂上手前で東京からの1パーティ。中高年と言うよりは熟年。前と後ろは山のベテランらしき元気のいい男性、中には女性と一人だけ男性の15,6人のグループ。 女性たちは挨拶とともに「今日、始めて違う人と出会ったわ」とメッセージ。そう言えば誰にも会わない山旅でした。「私たちもそうです」と言葉を返す。前日の雪で積雪5cmほどの登山道。「何を好き好んでこんなところへ?」と笑いながら中ほどの男性。“360度の景色を堪能しながらそれはないでしょう!”「あなたと同じですよ」とお返しをする。 ユキゲシキ 登り初めたころには日陰にしかなかった雪が、高度を上げるとともに顔を出してくる。それでも5cm程度の積雪。アイゼンやスノーシューも用意してきたがそれほどの装備は必要ない。 戸隠 頂上から見えるのは飯縄、戸隠、黒姫、妙高。彼方、南にかすんで根子岳。小春日和の太陽がかすんだために360度の絶景を見ることは出来なかったが、かなり満足。あたたかい日射しを浴びて、“サッポロ一番味噌ラーメン”とおにぎりで昼食。 隊長に電話をかけると… 「手を振っているけど見えてるか?」とのコメント。あっちこっちさがすが分からない。 「ごめん、分かれへんわ!」 下からは山頂の様子が分かるようだが、山頂からは分からない。これも定めか!? しばし休憩をしてから山を下り始めた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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