2004/08/09(月)11:09
梟の城(金箔の美しさ)
結婚する前に妻から映画の鑑賞券を
貰った事があった。
その時【梟の城】か【ゴジラ対メカゴジラ】で
悩んだ末【ゴジラ対メカゴジラ】を観に行く。
途中で寝てしまった。
いまでも何故そういう選択になったか憶えていない。
レンタル屋さんで【影武者】を借りたついでに
【梟の城】も借りてくる。
また話しはそれるが
この頃から邦画は○○製作委員会などという
(○○には映画名)わけのわからない組織名で
製作する事が多くなった。
普通にプロダクション名を出せばいいのに
なにやら失敗した時の責任逃れのようで
気に喰わない。(考えすぎかもしれませんが)
内容は余り期待しなかったわりには
結構ダレる事もなく最後まで見れた。
良かったのは
中井貴一(目と声と立ち居振る舞い)
上川隆也(目と声)
衣装(派手なのがイイ!)
セット(CGをうまく使っている)
金屏風(豪華絢爛)
主人公と秀吉のやりとり(権力者について語る)
若い頃は金箔とか金屏風なんて
なんて悪趣味なんだろうと思ってましたが
尾形光琳の「燕子花図」「紅白梅図屏風」 を
観てからその考えがガラッと変ってしまい
それからは【金閣寺】【全面金箔の茶室】も
上品で美しいなあと感じるようになりました。
この映画でも多くの美しい金箔の襖絵が
出てきて、それがまるで迷路に迷い込んだ
かのように表現されていてクラクラきました。
薄暗い日本家屋の奥に浮かぶ金屏風。
これも日本の美ですね。