カタオモイノマモリカタ

もう　やめようかな


初めて　そう思ってる
いろんな想いが　いっぱいで　泣いちゃいそうだよ



年末　お歳暮の季節
あの人にも　他の上司にも　ちゃんとお歳暮送りました
昨日ついたはず

今日　あの人の奥様から　お礼状が届きました
とても綺麗な字で　とても丁寧な文面で
差出人のところには　あの人の名前と　
「○○○○　内」

自分でもびっくりするほど　動揺した
あたり前の　ことなのに

自分でもびっくりするほど
羨ましくて　羨ましくて　泣きそうだった

なんて　ちっぽけで　子供な　私


あの人に　メールした
「明日　何時頃仕事終りますか？
私　少し遅くなってしまうかも。

奥様から　お礼状届きました。
とっても綺麗な字ですね。」

返信
「遅くても　僕は大丈夫。待ちますよ。」

お礼状の話は　触れず

「終ったら　連絡します。」

それだけで　やめておけばよかったのだけど

「生まれ変わったら　お嫁さんにしてもらおうっと
おやすみなさい」


婚外レンアイ　してる女の子が言ってたの
思い出しちゃったの
「生まれ変わったら　お嫁さんにしてもらう約束」
って

ちょっとしてから　返信
「どうしたの？　おやすみ」

もう「おやすみ」って書いてあるし
どうしようか　って思ったけど
どうしたの？って聞いてくれたし　お返事した

「『生まれ変わったら』なんだからいいじゃん。
『そうだね』って軽く流してよ。
奥様になったら　『○○○○　内』って
キレイな字で　お歳暮のお礼状書くの。
生まれ変わったら　ね。」

私にしたら　精一杯の　気持ちだった
ほんとにそう思った
でも　重く言ったらまた困らせるから　軽く言ってみたの

でも　あの人はまた私が　いつものように
奥様のことで　からかってると思ったんだろうな

お返事は　ひとこと
「とにかく　おやすみ！」

私はね
君が思ってるより　もっとずっと　君のことが好きなんだよ
君が思ってるより　もっとずっとずっと　重くてドロドロしてるの

奥様のこと　いつも冷やかしたりしてるけど
ほんとは　羨ましくて　心から血が流れそうなほど

あなたの名前で書かれた　奥様からのオレイジョウ　痛かったよ

「怒らないで。　泣くよ。
もう　お返事くれなくていい。おやすみ。」

嘘だよ。何か言ってよ。「怒ってない」って言って。
私のことも　大切だって言ってよ


お返事は　なかった



遊びじゃ　なくなってる
ただの憧れじゃ　なくなっちゃってる

私だけ　気持ちが大きくなりすぎてる


ブレーキ　どこにあるんだろ
なんとか　見つけなくちゃ

壊れてしまう