カタオモイノマモリカタ

日記はオシマイ
のはずだったのだけど

予想通り
わかってた通り

毎日　寂しい
会いたくて　たまらない

でも　戻るつもりは　ないです

自分に区切りをつけるために
私たちの恋の終わりを　
もう1ページだけ　残しておこうと思います



一度だけ抱いて欲しい

そんな話は　ずっとしてたこと
そうなったら終わりにしよう　ということも
私の中で　ずっと決めてたこと

来年から　職場が別々になることが
大きなきっかけだった
今を逃したら
職場が離れても　また2人で会ってしまったりしたら
もう終れなくなる
今年始めた恋は
今年で終わりにしよう

そう決めたのは　最後のデートの約束をしてもらった頃

前の週の金曜日　メールでちょっと揉めた
相変わらず　私からメールしなければ
ちっとも連絡をとってくれないあの人に
「もう　飽きられた？私。」
なんて　可愛くないメールした

「そんなはずないよ。
水曜日　会えるよね？」

水曜日
私が　最後のデートと決めていた　日

しばらくしてから　返信した
「水曜日は　抱いてもらうの。
イヤなら　会わない。」

1時間も　お返事はこなかった
悩みぬいて返してくれたメールには
「仕事にならない、、、。
会いたい。」

投げちゃいけないボール
投げてしまった

そして　水曜日

あの人は　私とセックスしたんじゃない
私を　抱いてくれた
そう思えるような　優しい時間だった

こんなことするの　初めてじゃないくせに
自分の体を見られるのが　ものすごく恥ずかしくて
輪郭もわからないほど　部屋を真っ暗にしてもらった

泣きたいくらい　幸せだったけれど
朝まで一緒にいられるはずもなくて
「もう　帰らなくちゃね」
っていう　時間になった

この人には　帰らなくちゃいけない　場所がある

「もう　終わりにします。」
あの人は　予感してたと思う

「もう　会えない？　会っちゃダメ　だよね？」
「当たり前だよ。ダメなんだよ。」

最後は静かに　お話できたと思う

一人になってから
思い切り泣いた

帰り道のあの人から
「寂しいな」
ってメールが届いた
「夢見せてくれて　ありがとう。
ごめんね。」
って　お返事した


翌日は　最後の一緒のお仕事でした
さすがに朝は　顔見れなかったけど
ちゃんと普通に仲良く　お仕事した
「お疲れ様です。」
「お疲れ。」
最後の挨拶も　いつも通り

でも　部屋に上がったあの人から　すぐにメールがきた

「メール　しないほうがいいのかな？
次に仕事で一緒になる日まで　会えないのかな。」

たまらない　罪悪感
あの人に　悲しい想いをさせてる
全て　私のせいだ

「今から　お友達とラクーア行って来ます！
よいお年を。」
よくわかんない　お返事した
「よいお年を。」

年末年始　メールはできない
よかった　我慢しないですむ

そう思っていたのだけど
年が明けてすぐ　メールがきた

「明けましておめでとう。」

休日出勤の　予定の日が書いてあった

ダメだよ　会いにいけないんだよ
もう　ダメなんだよ

切なくて
会いたくて
たまらなかった

でも　がんばった
正直　ココロがぐらぐらしたけれど

「休日出勤　ご苦労様です。
私はぎりぎりまで旅行に行ってきます。
またお仕事でお会いできる日を　楽しみにしています。」

会いたいよ
大好きだよ

でも　ダメなんだよ
決めたんだから

旅行なんて　うそ
でも　そう言うしかなかった

わかってください

新年があけたら
もう前のように毎日同じ職場ではないけれど
それでも
顔を合わせることは　あるでしょう
メールも　できるようになってしまう

それからが　本当に辛いのだろうな

でもね
でも
戻るつもりは　ない
ちゃんと頑張れるって　わかってる

あの人にもらった思い出を抱いて
進めるって　わかってるんだ



前回の日記に
たくさんのコメントありがとうございました
ひとつひとつお返事させていただくことで
なんとか毎日を過ごせました
ありがとう

この日記も　消してしまおうかと思ったけれど
今はまだ　消せない
もらったメールも　全て消したけど
ここだけは　まだ　消せない
夏に始まったカタオモイを　時々読み返して
一人芝居で泣くくらいは
許して