|
テーマ:吐息(401)
カテゴリ:Essay
目的は夏椿&半夏生の花。 あいにくの曇り空。 うまく撮れると良いけど。 あ、凌霄花(ノウゼンカズラ)も咲いてると嬉しいし。 紫陽花@光則寺(7/3 photo by sion) 紫陽花@光則寺(7/3 photo by sion) 都忘れ@収玄寺(7/3 photo by sion) アガパンサス@収玄寺(7/3 photo by sion) 涙を溜めた空模様は、とうとう途中で泣き出してしまった。 そんな空の下で、初めて会えた半夏生。 白い蝶々の群れのようなその花が、光則寺の境内を今埋め尽くしている。 春には、見事なまでに艶やかな姿を見せてくれたカイドウの下で、境内のあちこちで。 わたしは不思議なものを見る思いで、しばらく佇んでいた。 楽しみにしていた凌霄花(ノウゼンカズラ)も夏椿も、 すっかり盛りを過ぎてしまっていたけれど、半夏生に遭えただけで充分だった。 長谷寺近くに戻ってきたら、うなぎ屋さんから美味そうな匂いが漂って来た。 思わずのれんをくぐってしまったが、たくさん並んで待っていたので諦めた。 結局、食べ物にはありつけなくて、雨の隙間を縫って家まで戻ってきた。 今は空腹感よりも数倍の、半夏生に会えた充足感がわたしを優しく包んでいる。 ※冒頭画像 半夏生(はんげしょう)光則寺@鎌倉(7/3 photo by sion) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|