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テーマ:吐息(401)
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長女の浴衣の柄 普段目いっぱい働くから、休日のわたしの中身はもぬけの殻状態。 土曜日は朝から家事をこなして、その後はひたすら取り溜めた録画を見たりのぐだぐだタイムだ。 それでも昨日は、娘や娘の友達に浴衣を着せてやったりの、真夏ならではの行事もあった。 そんな折遠くに住んでいる次女が、母さんの山椒味噌が食べたいの、と電話をよこした。 それならば、と今朝は起き抜けに得意の山椒味噌をこさえた。 以前住んでいた横浜の家では、猫の額ほどの庭に山椒を植えていたので、思いついた時に山椒をふんだんに使った料理をよく食べさせたものである。そのせいか我が家の娘達は大の山椒好きなのであった。 宅配便の集荷を夕方に手配したので、まだ少し時間がある。これから次女の好物を揃えては詰めてやろうと思う。 こういう時、やはり亡き母のことを思い出す。当時東京に住んでいた兄や姉に、母は何か小包を詰めてはせっせと送っていた。それは他愛のないものであったのだけれど、時折懐かしく故郷を思い起こすには十分なものだった。 あの時の母の心境を思っては、こうして物事は継承されるのだと、思った。 送り手の喜び、受け取り手の喜び。 箱に詰めながら次女の笑顔を浮かべては、わたしも口元を綻ばしている。 小さな、小さな幸せだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年08月10日 04時27分25秒
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