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テーマ:吐息(401)
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今朝は空気がきーんと冷たくて、息を吸い込むと口の中まで凍り付くようなそんな寒さだった。 それもそのはず、今日は一年のうちで最も寒いと言われる大寒でなのだ。 でもわたしの中ではこの寒さが冬なんだと楽しむ気持ちが湧いて来て、わくわくする。 もちろん、寒さが好きというのではなく、季節としての冬が好きなのだ。大寒が過ぎるとやがて立春が訪れ、段々と季節が現実の春へと移行する。どんなに厳しい冬であっても、季節は絶対に裏切らない。必ず春が待ち受けている。 そのことにものすごい希望を感じるのだ。 時として、人生には思いがけない試練が待ち受けていたりするが、遭遇した瞬間はあたふたしたりじたばたしたり、嘆いたりもがいたりするものである。そして泣き叫び絶望の淵に立たされたり……。 そういう体験は一度や二度ではすまなくて、これでもかと言うくらいわたしにも押し寄せて来た。 「人生なんて儚いもの」と諦めてしまうのも良いかもしれないけれど、そういう時わたしは真冬の寒さを思った。 どんなに厳しい冬であっても必ず春は訪れるじゃないか、と。 そう思うことで、ひと踏ん張りもふた踏ん張りもできたからだ。 だから、今朝の寒さは思い切り胸を張って、背筋を伸ばして立ち向かった。 直に春は来るさってね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年01月22日 00時22分36秒
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