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新人で配属された先にいた先輩は、年が八歳離れた男性で、偶然にも姉の高校の同級生だった。だからどうだって訳でもないのだけれど、中々他者に厳しい人で、心を開いてはくれなかった。小さな事にもケチを付けては怒られた。新人なので仕方がなかったのかもしれないが、彼以外の諸先輩方は親切に教えてくれたので、彼は特別だったのだと思う。
その先輩との唯一の思い出があって、遥か四十数年も前の事なのに、今でも思い出す事がある。 「通勤電車でも思いようによっては小旅行なんだよ。そう思うと楽しくなるよね」 何の話からこの話が出たのか、今では全く記憶はないが、うんざりするほど電車に乗ったりする時の気持ちを切り替えるのに役にたった。 今日も昨日に続き、通勤以外の仕事の移動で、電車に乗った。 今日は小旅行にしょうと思った途端に、気分は楽しくなった。 全て物事は思いようで、どうにでもなるらしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年03月02日 10時45分24秒
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