テーマ:中国旅行(477)
カテゴリ:中国旅行
今日は「寒山寺」内から外に出つつ、
「寒山寺」にまつわるところをご紹介。 「寒山寺」の正面出口(入り口)を外に出て、右に曲がると… ↑ ↑ ↑ いわゆるお土産屋さんが軒を連ねています。 正直触手が動くものはないけれど、 それでも見ているだけで意外に面白い。 蘇州名産のシルクや刺繍、茶器、お茶などいろいろある。 言うまでもなく質は… 一日の売り上げはどのぐらいなのだろう!? なんて、気になったりして… お土産通りを通り抜けると、新たな観光スポットが登場。 25元(350円)を払って、中に入ると… ↑ ↑ ↑ 「鉄鈴関」という城壁。 蘇州はもともと城壁に囲まれていた街。 その城壁も市内で残っているところはほんの一部。 その一部がここに残っている。 以前倭寇が来た時にここでも戦いがあったのだとか。 いろいろな場所でいろいろな形で「抗日」が展示されているのが今の中国。 城門を通り抜け、まっすぐ歩いていくと… 川が見えてくる。 決してきれいでもないし、趣きもない川だけど… これが「京杭運河」だとわかると、なかなかの感慨。 隋の時代の悪帝と言われている煬帝が作った「京杭運河」。 北京と杭州を結ぶ2000キロにもわたる川。 これが人工的に作られた運河だと言うのだから、 いやはやたいしたものです。 目の前に見える川はいたって普通の川だけど、 中国の壮大な土木事業を思うとただの川もただの川に見えなくなる。 ちなみにこの川を使って、杭州へ行く船も出ている。 船で夜1泊して、杭州へ行くというのも良いかもしれない。 さて、どうして「寒山寺」がとっても有名なのかと言うと… ある詩が有名だから。 張継という唐の詩人の「楓橋夜泊」が全国的に知られているから。 「楓橋夜泊」 月落ち烏啼いて 霜 天に満つ 江楓 漁火 愁眠に対す 姑蘇城外の寒山寺 夜半の鐘声 客船に到る この詩、「寒山寺」の中で読まれたと思われがちだけど、 実際は寒山寺の脇のこの写真の辺りで詠まれたのだとか。 確かにその場に立ってみると、 橋と城壁と寒山寺から聞こえる鐘の音色。 ここに月があれば、文句なしの光景。 ↑ ↑ ↑ 「張継」なる人。 ずいぶん優雅な様子でふんぞり返っている様子は、 詩人のような悪官吏のような… この橋の付近以外は最近観光開発された場所なので、 いたって普通の公園の様子。 それでもこの橋と城壁の光景は十分心に響くもの。 昼間ではなく、夕方に行ったのもまた趣きが感じられた要因かも… たまに市内の喧騒から離れてこういう名所・旧跡を回るのもいいなぁ、 なんて思える場所。 蘇州にはまだまだこんなところがたくさんあるのです。 終わり ここ数日風邪を引いてしまいました。 鼻をかみすぎて、ひりひりしています… 人気blogランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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