中国で生活していると、
ゴーストタウンのように灯りのないマンション郡を良く目にします。
1/5も灯りがついていないマンションは当たり前。
それでも、次から次へマンションは建てられています。
そして、全て完売しています。
さすがに蘇州では投資時期は過ぎたのでは!?と、
思われる額になっていますが、
それでもまだまだ建設ラッシュは止まりません。
もちろん自身の住処とする人も多いですが、
現実はやはり投資・老後目的のご様子。
自身は中古のマンションに住み、
新築を他人様に貸し出す。
そして、家賃収入をローン返済に。
決してお金持ちではない「中流層」が結構マンションに手を出している様子。
そうは言っても、
筍のように勢い良く建てられ・・・
思うに借り手市場。
思うように人が入ってもらえないマンションも腐るほど・・・
今自分が住んでいる向かいでも・・・
新たにマンション郡が建てられています。
日中はもちろん、
蘇州市で定められている「深夜作業の禁止」を無視して、
せっせと作業が進められています。
3期に分けられて販売されるこの物件。
完成は08年年末で、後1年半もかかるようです。
にもかかわらず、2期までは完売、
7月に最後の3期目の販売予定とか。
完成後のイメージは・・・
このようになるそうです。
敷地内には幼稚園まで入るそうで。
今蘇州ではこのクラスのマンションが当たり前に建設されています。
もちろん買う人は外地の金持ちや台湾人などが多いようですが、
それでも意外に蘇州人も貯めてきた貯金を叩いて購入しているようで。
気になるお値段ですが、
1平米6500元だそうです。
つまり、日本円で平米10万円強といったところ。
ちなみに内装代は含まれません。
このお値段、蘇州では非常に高い部類です。
でも、決して珍しいお値段でもありません。
開発区、市内でも高級レベルは、
平米5000~7000RMBが当たり前の相場となっています。
気になる間取りは・・・
90平米前後の2LDKクラスと、
120平米程の3LDKクラスが良く見られる形。
一人っ子家庭で、核家族化が進んでいる中国、
売れ筋は90平米前後だとか。
つまり、平米6500元(10万円)とすると、
1000万円前後のお買い物。
4、5年前だったら同じ物件が3分の1のお値段。
今では3倍です。
頭打ちの感はないでもないですが、
それでも、まだまだ建てれば完売の状態。
蘇州のモノレール計画が発表され、
駅周辺は既に値上がりの傾向が見られているとか・・・
写真は別の物件。
徐々に郊外に広がっているマンション建築。
郊外(車で市内まで15分)だと5000元クラスで高級マンションです。
ちなみに車は現金一括払いが当たり前ですが、
当然マンションは一括とは行きません。
ローンは、
90平米以下は20%、
90平米以上は30%の、
頭金が必要となります。
日本と違って、
結婚前に自前のマンションを持つことが当然のこととして、
男性陣に要求される中国。
さすがにこのクラスのマンションに手を出せるはずはなく、
一般的には「二手房」(er4 shou3 fang2)と言われる、
中古の60平米ほどを購入するようです。
それも親の援助で、ほぼ一括に近い状態で・・・
自分はいつになったら買えるのやら・・・
今日は34度だったようで・・・
動かなくても、汗が出ます。
市場には外地の「楊梅」が並んでいました。
もうすぐ梅雨です。
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