昨日は休みなのに、
いつもと同じように7時半に起床。
8時20分出発で、いざ蘇州郊外の西山へ。
西山は蘇州市から南西30kmほど行った太湖に浮かぶ島。
92年に3つの島と蘇州市を結ぶ橋が完成しているので、
車で1時間ほど。
92年以前は、西山住民は船で東山へ行き、
東山(実際は島ではなく半島)から蘇州に出ていたとか。
西山に近づくにつれて…
路上での果物売りが目立つように。
市内でも見かけますが、
さすがにこんなに連結はしていないかと。
売っているの物がみんな同じだと、
お客さんがどの人から買うかはほとんど運。
みんなが売っているのは、
今が旬真っ盛りの「桃」と、
来週が一番だという「楊梅」(ヤマモモ)、
そして旬が過ぎようとしている「枇杷」(枇杷)。
朝9時前ということで、
籠いっぱいに楊梅や枇杷を詰め込んでバスに乗り込む人も。
楊梅「狩り」を目的にしている自分は、
「路上」の楊梅に目もくれず、
インターネットでお願いをしていた民家へ。
西山現地で「楊梅狩り」をさせてもらう交渉ももちろん可能です。
自分が訪れた民家は、25前後の息子さんと両親の3人家族。
息子さんは蘇州市内で働いていて、
この時期は毎週帰省しているとか。
自分のようにネットで依頼したお客さんや、
彼の友人が「楊梅狩り」に来るので、それの対応を手伝うのだとか。
早速、山へ・・・
西山のいたるところに果物の木がなっています。
季節次第で、栗や銀杏、オレンジ、石榴狩りも楽しめるのだとか。
そして、一番西山に人が訪れ、大金が動くのは・・・
「碧luo春」という蘇州の銘茶。
民家のお母さんの所有している「碧luo春」は最低50グラム50元(800円)。
歩きながら民家のお母さんが「これはうちの木よ」と教えてくれます。
日本の菜園のように区画されてなく、
山に自然林のように生えているだけなのですから。
お母さん曰く、
「息子も自分の家の木がどれかわかっていない」とのこと。
横で息子さんも苦笑い。
見晴らしの良いところまで登ること30分ほど。
「楊梅狩り」の開始です。
目に刺すほどの鮮やかな赤を誇る「楊梅」、
実際に食べごろは鮮やかな赤に深みが増して、黒っぽくなっているもの。
山に入る前に何斤欲しいか伝え、それに合った籠を持っていきます。
500グラム6元(80円)で、2.5キロ分ということで籠2つ。
その場で食べるのももちろんOK、
食べながら籠に採っていくといった感じ。
以前はそんなに食べなかったのですが、
やっぱりその場で自分で採って食べるとなると味も格別。
熟れているので、酸っぱさも少ない甘い味に、大満足。
写真はまだ酸っぱさ満点の「楊梅」。
山登りで汗のかいた体も、楊梅の甘酸っぱさで元気回復。
ふと顔を木から離すと、広がる西山の新緑。
久しく味わっていなかった、週末の空気です。
お世話になった民家の人も、商売っ気を前面に出すタイプではなく、
朴訥とした良心的な方で、純粋に楊梅「狩り」を満喫できました。
山へ行く前に「斤いくら」という話をした後は、
一切お金の話はなし。
最後までお金のやりとりで不愉快な思いをすることはなく満足。
別れた後、「十分にもてなせなくて、ごめんなさい」という内容のメール付き。
またお世話になりたいと素直に思える有意義な時間なり。
というわけで、収穫。
今も「楊梅」食べながらのブログ更新中。
今が旬の桃も500グラム2元で、2.5キロ分。
市場で買うものよりも小ぶりなものの、
安くて甘くて水分たっぷり。
昨日の夜だけで4つも食べてしまいました。
午後は西山観光を満喫。
久しく味わっていなかった「週末が楽しい」と思えるひと時。
これからは小まめに郊外へ遊びに行こうかなと。
昨日は『007 バトルロワイヤル』を堪能。
どうも自分には『007』は肌に合いません・・・
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