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カテゴリ:28歳(ソロ仕事&広告代理店常駐)
今やっている音楽活動は、「慰問演奏」だ。 気恥ずかしいので「ボランティア」という言葉はあんまり使いたくないが、練習のたびに交通費が飛び、半日なくなり、会費もありで、正直ツライ。 それを口に出すのははばかられ、「よき行いのためならば」の善意のベールに包まれて美化の極み。 美化に満足、みんなで納得できればいいが、あたしなんぞはナニゴトも合理的にやりたく、犠牲はなるべく少ないのを良しとする人であるから、実のところちょびっとも報われないぞーーーと、ついつい奥底でささやいてしまう本音の声をねじふせつぶし、隠さねばならんあたり、これぞ、ボランティア以外のナニモノでもなかろ。 古いタイプのボランティアですな。 近ごろはボランティアも報われるべきであり、福祉なんたらと名のつくモノを善意だけで運営・活動していく時代は終わっている。 誰かの犠牲の上に成り立つものは、もろく、不安定で、無理がある。 善意ではやってけない時代です。 と、老人福祉施設で働いていたアツク語る癖がうっとうしいお友達が言っていた。 しかし、こんなふうにさんざん言いながらも、「慰問」だろうが「営業」であろうが、あたしはラッパを吹けたら楽しいのだ。 なぁんだ、結局楽しんでるんじゃないかー。 そうなんす。 なんでも楽しめてしまうんです。 そもそもバンド自体がめちゃくちゃおもしろい。 おもろすぎる。 が、ようやくメンバーそれぞれの為人がわかってきた、という程度の浅い認識であるからして、描写は避けておこうっと。 ただ、どんなモノなのか、オモロサの種類だけ書くと、 「この曲はジャズだからすぅいんぐのリズムで吹きなさい」 とさんざんに言われ、こちらも気合いをいれるじゃん。 ところが、いざ始まったら、 ズズタタズズタタ…… 嘘つきぃぃぃ(笑)! かと思えば、突然マトをつらぬくアドバイスをもらったりするもので、驚く。 この人たちは、どこまでデキて、どこまでデキナイんだろう。 謎である。 「ボランティア」はむずがゆいが、犠牲も多いが、「もうやめたい」とかつぶやいたりもしながら、活動をやめないでいる理由のひとつが、バンドの意外性、おもろさである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004.10.31 22:48:34
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