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テーマ:Jazz(1968)
カテゴリ:音楽
ブロッサム・ディアリー、ご存じですか?
名前の響きのとおり、かわいらしくて、妖精のような声の、唄うたいです。 ドラマとか映画で使われがちな、おしゃれでキュートで軽やかなジャズ。 ワタクシが彼女を知ったのは、ここ2、3年です。 ずっとパンチの効いた渋い声が好きだったのに、突然、ガーリーな声もよろしいなぁと思い始めたのがきっかけ。 ぶりぶりの女子っぽいものを受入れられるほどに、ワタクシも、大人になったのかもしれません。 1958年に発売されたアルバム。 ワンス・アポン・ア・サマータイム ジャケ写のかぎりでは、お顔や雰囲気も、なんとも可愛らしいではありませんか。 ワタクシは好きだな。 そして、みごとに、この外見と声が一致しております。 名は体をあらわし、声もあらわす。 ときには。 個人的に思う、このアルバムのグッドな点は、いいじゃん、もう可愛いだけで、と思っちゃうところ。 なんかこう、ゆるゆるとお砂糖菓子をつまみつづけてるような具合で、判断があま~くなってしまいます。 が、聴いていると、おや、可愛いだけじゃないかもね、と、ちょいと姿勢を正されるようなところもあるのが、また良い。 (とはいえ、バックが素晴らしいこともあって、ブロッサム・ディアリーの実力は、結局よくわからんのです) 2曲目の「Surrey with the Fringe on Top」は、ロブ・ライナー監督の映画「恋人たちの予感」で使われてたなぁ。 ブロッサム・ディアリーの演奏の方がずいぶんと前で、時代も違えば、やはりこの声が歌うことで、まったく別モノになっていますが。 ほかにも「Tea for Two」をはじめ、超スタンダード含有。 こうやってスタンダード曲のバージョン違いを楽しむのも、ジャズの醍醐味。 込み入った難しいジャズ(テレンス・ブランチャードとか笑)に疲れたら、ブロッサム・ディアリー。 大変な一日だったなぁ、と思ったら、夜はブロッサム・ディアリー。 という感じで、ワタクシはゆるゆると聴くのが好きです。 ちなみに、楽天では試聴できませんが、HMVのウェブサイトでは可能。 興味のある方は、ちょい聴きしてみてはいかがでせう。 蛇足ですが、歳をとってもブロッサム・ディアリーのキュートな声は健在であるらしく、“ニューヨークの宝石”、などと言われているそうな。 ん? “ニューヨークのため息”はだれだっけ。 ヘレン・メリルだっけ? 2002年発売のジャケ写。 今も可愛いと、ワタクシは思う。 ブロッサムズ・プラネット お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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