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2009.02.22
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カテゴリ:音楽



 そんなわけで、大阪では、土曜日は防音室あれこれ。
 本日、日曜日は、はやばやと広島に戻ろうと思ったのだけれど、せっかくなので、楽器屋さんをのぞいてみました。
 今、お世話になってる楽器屋さんは、大阪にも店舗があるんだよね。
 ずっと、新しいラッパが欲しいと思っていたので、下見。

 広島から来たこと、広島の店舗でお世話になってること、今使ってる楽器は、昔、広島店で購入したことなどを話すと、とてもフレンドリーに会話が進み、

 名前忘れたけど、クリフォード・ブラウンが使ってたモデル1本
 古い(私が生まれる前のもの)セルマー2本
 古い(同じく)キング2本
 レアなシカゴモデルの、モネット(!)1本

 を吹かせていただきました。

 モネットですよ、モネット。
 想像どおり、楽器そのものが肉厚で、存在感たっぷり。
 そして、試奏だけでも感じる、音の幅の広さ。
 いろんな要求に答えてくれそうな楽器でした。
 ・・・・「いろんな要求」を、的確に楽器に伝えられる技術があればね、という条件付きですけどね。
 やはり重い楽器だし、息もたくさん必要で、プロ仕様のイメージが強い、ハードルが高い。
 でも、防音室にこもって毎日5時間吹けばなんとかなるんじゃないか・・・と、ついつい夢見てしまう憧れの楽器でございます。
 うーん。
 

 
 セルマーは、1本は、ピストンの位置がベル寄りで、かなりスリムなつくりの、マニアックなモデル。
 これは癖がすごくあって、難しかった。
 古い楽器というのは1本1本手づくりだから、同じメーカーでも、癖が違ってくるそうで、お店の方によると、だからこそ、おもしろいのだそう。
 ワタクシもそう思うなぁ。
 古い楽器にはたましいがある。

 ちなみに、このマニアック・セルマーは、ワタクシがライブに行ったこともある某有名人も、かつて惚れ込んでいたモデルらしいです。
 かなりマニアック。
 収集家が持っててもおかしくないようなレアものでした。



 もう1本のセルマーは、美しい彫刻と、エレガントなボディで、見た目は、いかにもああ、セルマー。
 指にぴたりと吸い付くような、ピストンのやさしい押し心地にびっくり。
 そして音も、ピストンの心地そのまんま、まるくてやわらかい。
 変な言い方ですが、おフランス系でした。
 フランス語のやさしい発音で吹ける感じ。
 もちろん、よくよく吹き込んで馴染んだら、そんなふうに吹けるようになるかも、という可能性でしかないわけですが。



 そう、新しい楽器ってのは、すべてが「可能性」。
 試奏させていただいても、結局、手に入れて、吹き込んでみないとわからない部分がどうしても多い、そうです。
 加えて、ワタクシが吹いたことのあるラッパは、実質、今持っているベンジー1本きりだからなぁ。
 決定的に、経験値がなさすぎる。


 その点、キングの1本は、ベンジーに近かった。
 管の具合や重さなど、見た目もベンジーに近く、試奏の最初の音から、芯をとらまえることができました。
 ああ、この人(ラッパだけど)は、文句言わんなぁ、という感じ。
 ほいで、やっぱりそういうときは、楽器の音が出ているらしく、お店の方も、無理がない、とおっしゃっていた。
 でも、あたしは、ベンジーと違う路線の楽器がほしいのだー。
 うーん、悩む。



 もう1本のキングは、さらに古いレアな楽器だそうで、こちらはまた、同じキングでも癖ありまくりなのね。
 抵抗が強く、芯がなかなか見つからんかった。
 今使ってるベンジーがかなり素直な楽器なので、比べてしまうと「偏屈がんこ親父」という趣きでございまして、こりゃ無理かな、と思いました。
 いや、吹きこなしてみたいけれどもさ。



 という具合で、古い楽器を前に、うほうほのひととき。
 今は、ワタクシのように、わざわざ古い楽器を探す人も少なくなったそうです。
 まぁ、錆びさびだったりするしね。
 でもいいなぁ、どれも良かったなぁ・・・。

 今度はちゃんとウォーミングアップしてから、自分の楽器も持参で行こう。
 夢はふくらみ、財布はしぼむ予定がまた一つ。
 
  

 
 






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最終更新日  2009.02.22 23:07:58
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