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カテゴリ:音楽
といっても、この時間に日記をアップしてるってことは、ずいぶんはやく帰宅したわけなんですが、 顔見知りの楽器屋さんイチオシin大阪のトランぺッターさんが、ちょうど近くのお店でライブをされるというので、出向いてみました。 15人も入ればいっぱいの小さなお店。 色あせたビロード生地の赤いカーテン。 ドラムは、ロジャース。 完全なセッションだったようで、どうしよっかなー、あれやろっか、で曲が決まる形式。 曲名が伝わるやいなや、ピアノイントロがはじまる。 まさに即興性のきわみを味わいましたです。 (枯葉とか、オールシングスユーアーみたいな王道はやらんのだなぁ、当たり前か、とこっそり考えたワタクシ) メンバーさんはどう見てもベテラン。 技も見た目も、どうやったってベテラン。 トランペットも、ばりばりのバップフレーズで、一息が長いながい。 それを、どんなに速いテンポでも、律儀にタンギングで吹かれており、クリフォード・ブラウンのやうでした。 また、とてもとてもタフで、セカンドステージの2曲目で、ハイトーンのシェイク。 そこで入れますか。 と思っていたら、後半、どんどんハイトーンが出てきて、それが苦しそうでもなんでもなく、やっぱり、クリフォード・ブラウンを連想しました。 ちなみに、ソロで使ってらっしゃったのは、 低い ラシ 最初のオクターブの ドレミファソラシ チューニング「ド」からの ドレミファソラシ その上の ドレミ あたり。 幅広い。 幅広いなぁ。 音はダークなんだけど、タンギングがつぶさについているせいで、非常に明確で、音にスピード感がありました。 こういう、音だけであきらかに誰が吹いているかがわかる個性、というのに憧れるなぁ。 下手だからわかるんじゃなくてね。 よーし、ワタクシも新しい楽器を買って、今のベンジーでは出せないモノを定着させよう、と思ってしまった。 少しだけどお話もできたし、思い切って行ってよかった。 ちなみに、お客さんはみごとに男性ばかり。 年配の方が圧倒的に多く、もれきこえてきた会話は、 「退職金で家に防音室をつくる、そこでジャズを思いっきり聴くのじゃぁ~」 「やっぱアナログだよね、CDはダメ」 「ビールで痛風になっちゃった」 「リー・モーガンの月の砂漠、あれはどうやって曲を知ったんかね」 といった感じ。 常連さんばかりのようで、とても楽しそうでした。 こういう歳の重ね方、いいなぁ。 痛風はいやだな。 ああ、楽器が吹きたい。 (今、修理に出し中) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.03.13 23:51:01
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