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テーマ:楽器について♪(3619)
カテゴリ:音楽
ラッパを吹こう、うまく吹こう、人の記憶に残るように吹こう、など向上心をもって考えたとき、どのぐらいの努力が必要か。 あるプロの人は、会社員時代、日中、アタマに浮かんだツーファイブフレーズを書きとめておいて、夜、帰宅してから練習したそうだ。 ビジネス手帳を使うと、「まさか譜面を書いているとは思われないので便利だった(笑)」とおっしゃっていた。 ということは、仕事中もずっと、ラッパのことを考えていた、イメージのなかではラッパを吹き続けていた、ということ。 もちろん、影の努力は、これだけではなかっただろう。 もっと具体的に、努力を時間に換算する方法もある。 別のトランぺッターさんに聞いたところによると、キーワードは、1万時間、だそうだ。 なにごとも、1万時間ほど練習すれば、だいたい人前で披露できるレベルに達する、とのことであった。 お会いしたとき、その人は、「自分はちょうど1万時間を超えたぐらい」とおっしゃっていたので、今はもっと時間数が増えていることと思う。 こうなってくると、吹奏楽出身とかビッグバンド出身など、「出身」がある人は強い。 子どものころから楽器にさわったり、放課後の時間を自動的に楽器にあてていたりと、時間の積み重ねが違う。 ただ、1万時間のトランぺッターさんいわく、ご自身もビッグバンド出身だそうだが、そのせいで長い間「勘違い」をしていた。 とにかくトランペットは大きな音が出るほど良い、と思っていたので、音が割れようがどうなろうが無視し、とにかく鳴らす練習をした、とのこと。 いわく、「体育会系」。 けれど、あるとき、周りの人に「おまえの音はなぁ・・」と正直なところを聞いて、以来、客観的に自分の音について考えるようになったそうだ。 1万時間のなかには、遠回りも含まれるのだ。 だが、本当に遠回りだったのか。 その人の音は、めっちゃかっこよかった。 もう吹いた瞬間から、ジャズ、という感じの。 ワタクシは、この調子でいくと、40歳前後で1万時間に達する予定。 遠いようで、もうすぐかも。 かっこいい音のラッパを吹くおばちゃんに会ったことはまだないので、めざそうと思う。 過去、 「女にジャズはできん」 と断言されたことがあるけど、んなぁこたぁないでしょ。 いやはや、音楽やってると、いろんな人に出会うことよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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