2010/10/25(月)21:30
■防音室にこもる。
雨。
防音室から出るたび、今日はずっと雨の音。
雨はきらいじゃぁない。
山育ちだからかも。
眼下に瀬戸内をのぞむ小高い山の上では、雨の音は
「サァーーーーーーーーーーーーー」
だった(本当は縦書きにしたい)。
土や草木、川に向けてふる雨は、「しみこむ音」がした。
オルガンの上に登って(気に入りの定位置)、見慣れた畑や森が、雨にけむる様子を眺めるのが好きだった。
街中の雨はちょいと違うね。
アスファルトやセメントや、金属やガラスに向けてふる雨は、「ぶつかる音」がする。
雨は邪魔者だ。
ぶつかって、しみこまず、あふれて流れる。
「雨」について、かようにぼんやりと考えることができる日々。
働いてる人には申し訳ない気もするけど、ま、今までワタクシは本当によく働いてきたので、人生のうち、今みたいな時期があってもよかろ。
と思い直して、矢野顕子を熱唱すること2時間。
ラッパはどうした。