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カテゴリ:2014年
玄関の植木鉢を転がした。
さらには隣の住人の扉の前までも土が吹き飛ばされて、共用通路に簡易砂利道ができてしまっていたらしい。 らしいというのは、ワタクシが外に出たらもう、掃除のおばちゃんが土を片付けてくださっていたのだ。 で、そのように説明してくださったのだ。 ワンセンテンスにつき1回。 すなわちおばちゃんが句読点をつけたり息を吸うためにほんのわずか、おしゃべりをとめる隙間ごとに、 ことごとく、その隙間をねらって 「すいませんでした」 「申し訳ない」 「お手数をおかけしました」 を繰り返すワタクシ。 おばちゃんもワタクシに譲るまいと隙間を狭めてくるので、そんなときはとっさにフレーズを変え、より短い 「まぁ、それは・・・」 で対応。 とにかくおばちゃんありがとう。 大変感謝をして、まず植木鉢を探す。 ずいぶん遠くに転がってって打ち捨てられてるのを発見、連れ戻す。 ところで今回被災した、長年うちにあるこの植物の名前がわかりません。 あなたは誰ですか。 子どもの株が下の方からいっぱいでてきて溢れるので、一昨年、別の家に引越しさせたひと。 でもこれ以上はもう、増やしたくない。 2002年ごろ、鯖口くんが仕事先でもらってきた当初は、2枚目の写真のような一株のみの状態だった。 ただし葉っぱは一対で、もっともっと巨大かつ肉厚、さらに植え方の問題であろうが、茎というものを感じさせなかった。 つまり、土から異様な葉っぱが一対、突然ニョキ、だらん、と生えていたのだよ。 葉っぱがベロ(舌)のようだと思った。 うっかりすると、のたうちながら動いてあたりをベロベロっと舐めまわす。 そんなタイプに見えた。 というわけで、ワタクシはこの植物を 「ベロベロン」 と呼んでいる。 植木鉢が転げた衝撃で土から抜け、剥き身になっていたベロベロンはおばちゃんが救助してくれていたので、さっそく植えなおし。 変な時期に植え替えることになってしまったが、とても強い植物なので大丈夫だろう。 ワタクシの防災意識が足りなくってすまぬことであった、ベロベロンよ。 あまり愛を持って世話をしているわけではなかったが、ベロのような葉っぱに傷がついているのを見ると心が痛む。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.12.02 21:09:44
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