さて、夏は誕生日がある。
「誕生日」についてはみなさん、いろんな付き合い方がおありでしょう。
歳を重ねると「ただの普通の日」と言い切る人も多い。
けど私にとっては「楽しい祝い」です。
いくつになろうとも。
ひとりであろうとも。
また一年、無事に生きてこられた、という区切りとして、楽しい。
生きて44年目に突入したなんて、ちょっとすごいことではなかろうか。
44歳のゾウ
と聞いたら、へぇすげぇな長生きだねと思いませんか。
44年前のワイン
と聞いたら、へぇ貴重なのかしらね、と思いませんか。
44年前の楽器
と聞いたら、そいつぁ人類の宝だと思いませんか。
44年って長いなぁ。
その間、ずっと生き続けているというのも不思議だ。
この毎日を過去ぴったり43年間も続けてきたですって?
もう奇跡ではなかろうか。
てなことに、つい思いを馳せてしまうため、誕生日は特別。
「みなさんのおかげで生きてます」
というざっくりとしたことではなく、
もっと小さな積み重ね、たとえば日頃やさしくしてもらったり、つきあってもらったりしているやりとりを思い出し、ありがたく思う。
そもそも「この暑い時期に、産んでくれてありがとう」
とも思う。
そうした気持ちをきちんと言葉にしたり、考えたり、発信したりしたい日。