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テーマ:Jazz(1961)
カテゴリ:音楽
ちかごろ毎日、寝る前に聴いているのがこれ。 カート・ローゼンウィンケルさんのアルバム「レメディ ライブ・アット・ヴィレッジ・バンガード」。 「The Remedy: Live at the Village Vanguard(レメディ:ライブ・アット・ヴィレッジ・バンガード)」 CD2枚組。 合計2時間とボリュームたっぷり。 もちろん夜な夜な2時間全部を聴くわけではないのだけど、このライブが本当に素晴らしくて、素晴らしいのに暑苦しくなく、焦燥感や渇望みたいなんもなく、やたら美しく心地よくて、頭のなかの由無し事をすっかり取り払うのに、とても役立つ。 いやぁ、音楽はいいなぁ。 普段、「音楽はいいなぁ」なんて感じたり口にしたり、まずしません。 その感覚があんまりないのよね。 音楽との関わりにおいて、人をプレイヤーとオーディエンスにわけるとしたら、自分は子どものころからプレイヤー側にいた。 プレイヤーだから、「音楽はいいなぁ」ではなく、「いい音楽にするにはどうすればいいか」という目線で音楽と接してきた。 音楽は好きとか嫌いとかいうものではなくて、言ってみれば、毎日のごはんのようなものだ。 いや、ごはんは好きですけど。 音楽だって好きですけど。 てな事情がわたしにはあると、わたしは思っているんですが、 そんなごちゃごちゃした、もしかすると凝り固まっただけの、しょうもない考え方の傾向や癖かもしれない事情をも、根こそぎ一掃してくれる、清涼で鮮烈なアルバム。 ああ、気持ちがいい。 すごいでしょう。 機会があればぜひ聴いてみてくだされ。 まぁ好みはあると思いますけれども。 「聴きながらの寝落ち、最高。貸してくれてありがとうね」 と話したら、CDを貸してくれたお友達が 「ほかにも寝られそうなCDがあるよ」 と棚を眺めては 「これは寝られそう」 「あ、これは絶対寝やすい、寝られる」 など、あらたにいくつかのアルバムを見繕ってくれた。 カート・ローゼンウィンケルさんの「レメディ」は一応、おすすめのライブアルバムということで借りたのだけど、今度は 「寝やすいかどうか、で選んだから」 とのこと。 いやこれ、ミュージシャンご当人には聞かせられない会話であろうよ。 寝やすいアルバムだなんて言われたらさー。 そんなわけで、いま、目の前に5枚、CDがある。 それぞれの成り立ちや印象、入手方法なんかを聞きながら借りたから、1作品ごとに期待がある。 とりあえず好きなギタリストさんの参加しているのから聴こうかしら。 寝るけど。 つくづくと、音源を前にあれこれ話すのは楽しいことよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.06.29 11:31:00
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