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カテゴリ:想い出 あれこれ
ももしきや… 「し」と「ひ」 小学生のころ、正月に恒例になっていたのが百人一首のかるた遊びだった。 高校生や中学生の姉三人に混じって末っ子の僕はいつもビリッケツだった。でも必ず1枚 だけはとることができた。それが ももしきや 古き軒端の しのぶにも なほあまりある 昔なりけり 順徳院
小学生の僕は、これを勝手に軒端にかかったももひきを懐かしんだ歌と理解して、この下 の句を目ざとく見つけてはそっと自分の近くに正面を向けて置いておく。 読み手の母が目配せしてくれて「も」と読み出したらつかさず”ハイ”と得意げにとったもの だった。 今なら、さしずめ 山里は 冬ぞ寂しさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば 源宗干朝臣
だろうか。 僕が得意だったのは坊主めくりだ。着飾ったお姫様が大好きだった。 正月を迎えると想い出す。
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