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風と雲と太陽

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KUDOU

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コミュニケーション… フェザー4189さん
ひたすら無題 サスケットさん
2007年07月25日
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「彦根藩?」

 竜馬は怪訝な目を、知らせに来た門番に向けた。
「はいとても若い御仁で。」
 竜馬には当てが無かった。彦根藩どころか、この江戸ですら、数人しか知り合いはいない。如何してもおかしい。怪しいその御仁に会うには何か危うい感じがした。如何すれば良いのか考えあぐねてしまった。
「如何するぜよ」思わず独り言が出た。

「分かったぜよ。会うきに。通してくれ。」
 少し考えた末、思わず発していた。
「...いや。」
 しかし直ぐに言った言葉を飲み込んだ。
「門前で待っていて貰ってくれ。直ぐに出るきに。」

 竜馬の頭の中で、電流が駆け巡っている。彦根藩、彦根藩、彦根藩。幾度探して見ても出ては来なかった。
 やはり知らんぜよ。

「は~ぁ」と、大きくため息が出た。





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最終更新日  2007年07月25日 15時23分55秒
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