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カテゴリ:スキップドッグな日々
実はプンさん、昨年(2016年)にある手術をしておりました。
高齢犬なので無麻酔で敢行した内容を一応記しておきます。 最初の異変に気がついたのはトリマーの金子さんでした。 「股間にイボ?みたいなのものがある」 プンさんのトリミング中に陰部に白いイボのようなものを発見してくれました。 この時はまだ小さく陰部の中に隠れてしまうので、普通に過ごしていたら気づかないレベルでした。 何だろう? 色はキレイだし、痛みもなさそうだし、排尿にも変わったことは無いし、、、 動物病院の診断結果はポリープでした。 通常であれば組織を切り取って良性or悪性の検査なのですが、15歳という高齢犬であり組織採取に伴う麻酔のリスクと仮にポリープが悪性と分かってもほぼ処置のしようがないことから様子見となりました。 2016年9月25日撮影 ポリープが肥大して陰部外に突出するようになってきました 塗り薬を処方してもらいました。ポリープをどうこうするのではなく雑菌が入らないようにする薬です。 2016年10月10日撮影 さらに肥大して2cmくらい突出しています 排尿時に床に擦れて出血してしまう場面もありました、いわば粘膜剥き出し状態なのでデリケートです。 こうなってくるとここからの感染症が懸念されます。 2016年10月19日撮影 先端から黒ずみ壊死が始まっています 擦れれば出血もしますし膿っぽい悪臭もあり良い状態ではないことは素人目にも明らかです。 壊死に伴い少し縮んでいます。 2016年10月26日撮影 壊死が進みツヤを失い干からびた感じになってきました 先端だけキノコの笠のように大きく、他は細くなっています。 もう問題の先送りも難しくなってきたので、手術することにしました。 手術プランはこんな感じ(内部検査は出来ていないのでイメージです) ポリープを無理なく可能な限り体外へ引き出して、根元を手術用糸で結束した後ポリープ先端をカット。 高齢犬なので無麻酔で行います。 普段の行動を見ている限りポリープ自体の痛みは多分なさそうですが、切ってみないと分からない部分もあります。 止血を兼ねた糸は体内で溶けてなくなります。 5分程で手術終了、幸い痛みも無かったようで一安心です。 切除した壊死ポリープ 抗生物質を1週間、 患部外見はキレイなもので、出血もなく膿臭も無くなりました。排泄も問題ありません。 どこに根元があるのか分かりませんが体内に残ったポリープも無くなっているといいですね。 高齢犬は麻酔のリスクが高く積極的な検査や治療が難しいです。 また、手術自体が成功したとしても体力的にその後のリハビリや機能の回復がままならないところもあります。 病気の早期発見は大事ですが、その後はケース バイ ケースで様子見することもおかしくありません。 『その選択がベストなのか?』は後にならないと分かりませんしね・・・。 今回はトリマー金子さんが発見してくれました。 金子さん自身こういった探知力?が高いのか、普段の生活だとなかなか飼い主が触れなかったり、気づけない部位の「チョット変だな?」を発見してくれるのは本当に助かります。 貴重な”第三者の眼”という感じです。 皆様もワンちゃんの健康チェックしてみてくださいね。 ハロ★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017/01/09 04:30:51 PM
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