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2005年11月05日
カテゴリ：北斗の拳
＜前回までのあらすじ＞
不調に悩まされていたリコとＳちゃんがかけた北斗おみくじイベント。 Ｓちゃんは仕事で来られないため、ひとり北斗の大吉を掴むべくＳ店にやって来たリコは、 Ｓちゃんの指示と自分の勘により、無事大吉を掴むコトに成功した。 大吉じゃない台でドカドカ出す隣のおじさんに圧倒されながらも、 この大吉で出して、最近の負け分をどうにか取り返すと誓ったリコ。 夕方になれば助っ人Ｓちゃんも来てくれる！ しかしこの後、リコはまた奇妙な世界へと巻き込まれて行く… 「ついにやったか！リコの予想はすげーなー！リコ、よくやった！えらい！ 俺も５時頃帰れると思うから、それまでがんばるんだぞ！」 大吉だったという知らせを受けて、ご機嫌なＳちゃんからのお返事。 つくづく大吉取れて良かった～ (´∀`) Ｓちゃんがご機嫌だと、リコも嬉しくなるよ。 あとはもう…出すしかない。 小役も落ちは悪くないし頭が引けないワケじゃない、 とにかく問題は連チャンの引きだよね。 大吉だとわかり気合を入れ直したリコは背筋をピンと張り、 さっきよりも真剣な表情で自分のその台を回し始めた。 が、しかし… 「あれ」 「なんだよぅ」 「ちょっと…」 オイオイオイオイ、みんなどうしたーッ！？ 大吉だとわかった瞬間、ケンシロウを始めみんな引っ込み思案に。 バットは全くリンゴを落とさんし、 ホントは人類ほぼ絶滅したんじゃないの？ってくらい、ザコやホームレスらと全然遭遇しない。 あの図体のデカイ山のフドウすら見当たらない。（出てこねーよ!!） 小役が全く落ちんよ！ ヽ(`Д´)ノ ちょっと、スイカとかチェリーとか引かんと始まらないじゃないかー！ みんな元気出して行こうよ！ オーイ…ォーィ…ｫｰｨ… リコも掛け声は全く届かず、結局576ＧでようやっとＢＢゲット。 なんで大吉とわかった瞬間、ハマるかね？ まぁその間ケンシロウが大連チャンのために力を温存していたと前向きに考えよう。 白オーラだけど、頼むよ！ ランプ打法で行くからねっ！！ ボタンランプの色が…青になったらすぐ！すぐ押す！…よしッ！ その、久しぶりのＢＢ…単発。 前向きな「力温存説」、大ハズレ。 ( ﾟДﾟ)ﾎﾟｶｰﾝ 唖然としているリコを横目でチラッと見る…隣のおじさん。 なっ、なんだよぅ！？ ハマッて白オーラ単発のどこが悪いんだよぅ！（いや、１番悪いような…） 気を取り直してまた打つのを再開し、その約１時間後。 587Ｇ、ＢＢ白オーラ３連。 ハァ… なんなんだ、一体。 隣のおじさんはすでに＄箱４杯を積み上げ、特にやる気に満ちている感じも見られず、 何だかよく出るなぁ…くらいの表情で淡々と打ってる。 大吉であるリコの台より全然小役落ちてるし、頭もよく引くし、 ハマっても連チャンするのですぐに出玉を取り戻す。 一方のリコの台は、落ちない引かない戻らない。（何だかリズミカル） そう言えば昔小学校で避難訓練で「おいも」の約束とか言って、 押さない言わない戻らない…とかいうのがあったな。（知らんがな） 先生方に「おいもを守るように！」とか言われながらも、 子供心に、押さない戻らないはわかるけど言わないって何を？とか思っていた。（汗） 何を言っちゃいかんのか正直わからんかった。 あれはなんだったんだろう… そんな「おいも」なんてどうでもイイよ！ １杯はあった出玉はほとんどなくなり、1000Ｇ経ったところで小役を数えてみれば、 2000Ｇ～3000Ｇの間でスイカとチェリー合わせて18回。 引けないワケだよ！（怒） そんな様子を心配するＳちゃんからは「俺が行くまでの我慢だ！」と励ましのメール。 ホントにごめんよ、Ｓちゃん。 ６は取れるのに引きがそれに伴わない…でもどうしようもできない。 熱くなった自分の台と頭を冷やすために、 自分の席を離れ、北斗の島をひと通り歩いて回ったのだけれど、 それを激しく後悔した。 すでに８台ある大吉のうち７台を把握してるんだけど… そのほとんどがみんなものすごい出てるよ。（汗） 背中側の島では昼間常連組のＰくんとＤくんが隣同士で大吉掴んで並んで出してる、 リコの島の左側の10台ではもう万枚くらい出てるし、 なっ、何コレ！？ リコと同じ島のもう１台の大吉が…いつの間にかものすごい出てるんですケド！？ おどけた様子のリコを見て店員さんが一言。 「それ、さっき60連してた」 もう、帰ってイイデスカ？ λ………… 気がつけば、まだ見つかっていない１台の大吉を除き、 出てない大吉はリコのだけ！ もう意味わからん。 そんなリコに朝の元気はなく、もう泣きたくなるような気持ちでまた打ち始めた。 ようやくその後、８連、３連、１Ｇ連で５連…と、コインが少し戻り、 小役の落ちも何とか朝と同じようなカンジになったため、 やっと出そうな雰囲気になってきた！！と意気込んでみたものの、 その後今度は600Ｇ台のハマリを食らい、せっかく取り戻したコインはすぐにパー。 この時、総回転数は4000Ｇで頭17回のＢＢ53回。 リコのデータ記録のためのメモはここで終わっていた。 「Ｓちゃん、リコつらかったよー」 夕方、Ｓちゃんがやっと帰って来たのダ！ クソ台を一旦休憩中にし、帰って来たＳちゃんをアパートへ迎えに行き、 朝からこれまでの想いをＳちゃんにレーザービームのごとくしゃべりまくる。 「そうかそうか、つらかったなぁ…大丈夫だよ、俺が出してやるでさ！」 「だけんね、あの台ホントぶっ壊れてるに」 「大丈夫だって」 「あとね、隣のおじさんもぶっ壊れてるだよ」 「なんだよ、その隣のおじさんて…」 Ｓちゃんを乗せ、Ｓ店に戻る車内でもオーバーヒート（Byエキサイトバイク）しそうなくらいしゃべったリコ、 それでも心のどこかでようやくひと安心していた。 今下皿イッパイくらいのコインしかないけど、Ｓちゃんが帰って来たんだモン。 力不足だったリコの無念を晴らしてくれる…！ Ｓちゃんが大吉を打ち始めてから、 リコはＳちゃんから許可が出たため、番長をウダウダ打ってたんだけど、 度々気になって、Ｓちゃんの様子を見に行っていた。 さすがＳちゃん、あれだけリコが打って頭をなかなか引けなかったってのに、 ポコポコ頭を引きまくり！しかし… 「なんだコレ！全然連チャンしねぇ！」 連チャンの悪さ、健在。 やっぱりおじさんの台と言いリコの台と言い、 誰が打っても連チャンする台しない台ってあるのかな～と思えてくるよ。 まぁリコが触った台にはリコ菌がついてるという噂もあるけんね。（汗） 結局Ｓちゃんはそんな状態が延々と続き、 2000Ｇ弱で頭15回も引いたのに…＄箱１杯。 夜の８時近くにはさすがに「この台、ダメだな～」と嘆き、諦めの表情を見せた。 ＜つづく＞ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2005年12月19日 09時56分07秒
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