カテゴリ:旅行
支度を終えて、2人がアパートを出たのが午前9時頃。
釣り人デビューセットを買うのは御殿場に入ってからにしようか迷ったものの、 手ぶらのまま高速に乗って向かうのは何だか落ち着かないというコトで、 近所にあるのに一度も足を踏み入れたコトのない釣り具屋さんに行ってみるコトに。 まさかリコが釣り道具を買いに来るなんて思いもしてなかったね。 早速店内に入り、お目当てのなんとかレンジャーを探すものの(鱒レンジャーです)、 …ないよ。 (・ε・`) ルアー総合スレで紹介してくれた人は、 「さびれた釣り具屋さんじゃなければどこでも売ってる」って言ってたんだけどなぁ~ …ん? ってコトはこのお店はさびれてるのかもしれない!(単純) 「そのお前が欲しがってるなんとかレンジャー、やっぱないみたいだな」 「やっぱ向こう行ってから買うかー」 「なんだ、こういう初心者セットみたいなのじゃダメなのか?」 「さびれてるかもしれんからダメだよ!他行こう」(小声) 「?」 結局その釣り具屋さんを出て、リコたちはSちゃんの愛車に乗り込んだ。 ところが高速のインターとは逆方向に走り出す。 「よし、じゃあマック行くぞ」 「なんで!?」 「朝マック食べたい!俺あのデッカイポテトみたいなの食いてぇ」 「デッカイポテト!?ハッシュドなんとかだら?」 腹が減っては戦は出来ぬってコトで、久しぶりに朝マックを買いに寄り道をしてから高速のインターへ。 高速に乗った車内で早速Sちゃんいわくデッカイポテトを出して食べようとしていると… 「こぼすなよ」 「わーかってるよ」 ポテトを食べた後、エッグマフィンを袋から出していると… 「こぼすなよ」 「ハイハイ」 「おっ、それよく見ろよ!白い粉みたいなのがイッパイついてるだで!」 「あーハイハイ」 こぼすなよって3回くらい言われたよ。 (´・д・`) 案の定レタスの端切れみたいなのが助手席の椅子の脇の隙間の谷底に落下して、 帰らぬ人になったけどさ。(オイ!!!!BySちゃん) 東名高速を走る上で心配になったのが、渋滞。 「帰省ラッシュの反対のラッシュはまだ大丈夫かね?」 「なんだよ、反対のラッシュって。Uターンラッシュのコトだろ?」 「あぁ、Uターンラッシュって言うのってこのコトなの!? 実家に帰った人が戻ってくるからUターンなのか!納得!」 ┐(・ε・`) ┌ ヤレヤレ ←Sちゃん それでもまだ目立った渋滞はなかったものの、 富士川サービスエリアの付近で慢性的な渋滞が起きているのか、途中6キロ程の渋滞はあったかな。 渋滞中Sちゃんが、 「俺子供の頃、渋滞って1番前にいるヤツがすごいノロイもんで渋滞しちゃってると思ってた」と言い出して笑えた。 「リコもそう思ってた!1番前のヤツ早くしろや!って子供心に思ってたや」 ちなみに渋滞に入る前辺りからおトイレに行きたくなって、 渋滞を抜けてから愛鷹PAってのがあるって言うからそこまで我慢するコトにしたんだけど、 途中もう笑うのも困難なくらいツラくなった。(爆) 「その、パーキングエリアにはホントにおトイレあるだ…?」 (=゚ロ゚)シャアァァァ 関係ないSちゃんが怒られてたよ。(なんでやねん) ようやく何とか間に合って愛鷹パーキングエリアでおトイレを済ませ出てくると… 「くんくん」 なんだかイイにおい。 (・∀・)!! Sちゃんと見に行くと…お店の前で焼いたお餅とかのり巻き団子とか売ってるに! 「のり巻き団子食べたい!」 わぁわぁ言っているとSちゃんが100円玉をくれて、 早速リコひとりだけのり巻き団子を1本購入。Sちゃんはいらないだって。 みたらし団子みたいな団子が焼いてあって、 その外側全体にのりが巻かれてるヤツだったんだけど… ひと口めに先頭の団子食べたら、のりが全部くっついてきて、 一瞬にして普通ののりなし団子になっちゃって、Sちゃんに爆笑されたよ。 (・ε・`) 無事御殿場のインターを降りた一向。 某掲示板のセンパイ方々に東山湖の近くの釣り具屋さんなら、 イシグロ御殿場店か御殿場釣り具センターがある…と事前に教えてもらっていたため、 渋々ナビ子(恋のライバル)を頼ってイシグロに行くコトに。 ナビ子、今日も高速の渋滞情報をいち早く入手して渋滞中の道を赤く表示しちゃったりなんかして、 Sちゃんに「コイツ、マジでえらい」と褒められていたのでむっとした。 (・з・) ようやくイシグロに到着すると、 「よし、俺も初心者になって店員さんの説明を真面目に聞いてみるコトにするよ」とSちゃん。 地元のさびれた釣り具屋さん(酷)で「店員さんに聞いてみようか」というリコを、 「恥ずかしいからいいよ」と引き止めていたSちゃんも改心した様子。 「そうだよ、なんだってわからん時は人に聞けばイイだよ」 買い物行っても道わからん時でもリコはすぐ聞くようにしてるよ、聞くのが1番。 リコがお仕事で客先に行く時なんか8割方道に迷うんだけど、迷うとすぐセンパイに電話をして助けを求めるようにしてる。 「ウワーン!また迷いました…」 「今どこだよ?」 「それすらわかんないんです」 「だからさ、いっつも言ってるじゃん!どこにいるかわからんと説明もできねぇって!」 ヽ(゚Д゚)ノ ←センパイ 「あっ、○○って会社があります!」 「知らね」 よく怒られるけどさ。(汗) 話は戻ってイシグロ店内。 お店に入るなりすぐさまリコ、店員さんを呼んで… 「今日初めて東山湖に釣りに行くんですけど、何も持ってないんです!」 と、カミングアウトした!!(照) 「持ってく物をひと通り揃えたいんです!」とSちゃんも加わり、 少々圧倒され気味の店員さんが、「あ、じゃあまず竿ですね…」とリコたちをロッドコーナーへとおびき寄せた。 まったく商売上手な店員さんだぜ。(お前が頼んだんだろ!) すかさず鱒レンジャーのコトを聞いてみたけれど、どうやらここにも置いてない様子。 もしかしてさびれたお店うんぬんじゃなくて、静岡は田舎だからナイのかね!? 結果、似たようなトラウト用のリール付きロッドを勧められ、 「あ、ちょっと待って下さい!」とおもむろにお財布の中から例のメモを取り出し、こっそり確認した後、 「ラインは1号ですか?」といっちょ前に聞いてしまった。 (*゚д゚) 、 「1号ですよ」 そう店員さんはリールを指差しながら何か釣り専門用語を用いて色々詳しく説明してくれたけど、 よくわからなかったのでスルーした。(オイ!) ロッドをそれに決め…あとは肝心のエサの代わりのルアー。 メモを見ながら「クラピークラピー」と連呼してルアーコーナーに行くと、 目に入ったのがクリスタル色の小さなフグみたいなルアー。 「これカワイイ!」と手に取ってみたら…偶然にもそれがラッキークラフトというメーカーのクラピーだった! 「クラピーあったに!」 喜ぶリコを差し置いて、店員さんが「初めてでしたらスプーンがイイんじゃないでしょうか」と、 スプーンやフォークなどの食器具が売っているコーナーへ。(なわけナイ) そのスプーンってのが文字通りスプーンの先みたいな形をしているんだけど、 表裏や左右が違う色だったりする金属片。 これを使ってでもお魚が釣れるらしい…! こんな金属片のどこに魅力を感じるのか、魚じゃないリコにはさっぱりわからない。 さっき見つけたクラピーはひとつ千円以上するのに対し、 スプーンは好きな色のを3つで千円。(安) でもクラピーがいいな… 迷うリコに店員さんは「まずはスプーンでやってみたらどうですか?」と続け、 Sちゃんも「どれにする?」と選び始めたのを見て、リコも仕方なくクラピーを諦めスプーンを選ぶコトに。 ホントにいろんな色があって、上級者は天候とかによって使い分けたりするらしい。 よくわからんので、ここは好きな色を…とリコはピンクと白のヤツとオレンジのヤツを、 Sちゃんは店員さんに「東山湖ならコレが」と勧められた薄ピンク色のヤツを買うコトに。 ラインとそのルアーをつなげるためのクリップみたいなスナップと呼ばれるモノも選び、 「あと他に必要なモノはありますかね?」とSちゃん。 「あ~、あとハサミ欲しいですね」と2人が話している間、 リコはお魚が釣れた時のコトを考えて、慌てて「タモも買わないと!」とタモも用意。 でもこれ…カジキマグロが入るか心配。(無理) すべてが揃ったところで、レジへ… 全部で1万円ちょっとオーバー。 「高い買い物になったな、ちゃんと覚えてこれからも釣り行くようにしないと」 「うん。あ~早く釣りたい!」 釣り人デビューのセットは揃ったぞーーッ! さ~って、どっちに行こうかな。カキーン!…こっちか!(俺の空風) (いや、普通に東山湖行って下さい)(しかもバットかよ) ようやく無事東山湖へ到着。 やったー、着いた~~! ヽ(・∀・)/ 「準備するか!」 そう言って後ろのドアを開けて座ったSちゃんを見て、リコも隣にちょこんと座って一緒に釣りのお支度を開始。 まずは釣り竿が2つに分かれててつなげて使うヤツなので、それをくっつけた後、 「じゃあ次はスナップと糸を結ぶんだよ…たぶん」というSちゃんの見様見真似で、 リコもスナップに糸を結び始める。 Sちゃんが店員さんに「どうやって結べばイイんですか?」って聞いたみたいなんだけど、 「取れなければどんな結び方でも」と返ってきたらしく、 仕方なく2人ともコマ結びを4回くらい繰り返して結びつけた。 そしてスナップをつけた糸をロッドの所々についてる穴(ガイドリングって言うらしい)に通して行き、 1番上の1番小さな穴のところにまで来た時… 「あっ…」 2人で顔を見合わせる。 どうやらスナップをつけるのは全部のガイドリングに通してからじゃなきゃいけなかったらしく、 1番小さな穴だけ通らないコトに気がついたワケだよ。 (ノ∀`*)アチャー 大丈夫、失敗は成功のもと!大漁への第一歩!(勝手に格言) 一度結んだ糸を渋々切って、今度はちゃんとリングに通してからスナップを結んだ。 リコの結び方がヘタくそすぎてSちゃんに却下され、 結局スプーンつけるところまでSちゃんがやってくれたよ。 釣り竿のお支度ができたところで、写真を撮りたいと約1名が騒ぎ出し、 記念写真を撮った後、いざ出陣!! 受付をするのにSちゃんに全部荷物を預けてひとりでカウンターに行ったら、 「どうしました?」と東山紀之さんらしき人にキョトンとされてしまい、 「あ…あの、釣りをやりたくて…」 「おひとりで?」 「いやッ、あっ、ふふ2人です!」 しどろもどろになってしまった。(汗) 料金は朝の5時~夕方5時までが4500円、昼の12時~夜8時までが4000円で、 リコたちが入った時は12時半頃だったから4000円。 チケット代わりのシールを渡され、Sちゃんと一緒にバッグに貼り付ける。 釣り竿片手に、チケットを貼り付けたバッグとタモをバケツを持ってご機嫌。 「なんか釣り人みたいだね!」 「そりゃ今から釣りするんだからな!…さぁ行くか」 いよいよ湖へ…!! 小さな橋を渡った後、一面に広がった湖に感動。 東山湖のサイトで見た写真と同じだーー!(当たり前) しかも車の割には結構人がいて、2人で一面を見渡した後、 人があまりいなそうな向かって右側奥の方へ向かって歩き出した。 東山湖のサイトにあるこの地図で言うと…「フェラーリ」付近。 歩きながら途中で湖の写真を1枚パチリ! この大きな湖、そして初めての釣りで、 またしても新たなる事件を巻き起こすのであった。 <つづく> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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