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カテゴリ:読書感想文
関ヶ原 中巻 新潮社
司馬遼太郎 相変らずまだ合戦のシーンにたどり着かない。お話しは主に各大名が関ヶ原以前にどういう行動をとり、その結果江戸幕府の時代にはどうなったかについて書かれていた。 各大名の対応を読みながら、自分がその立場であったなら、どのような行動がとれただろうか?とつい考えてしまうのは仕方のない事だろうと思うのですが。 読み進めながら、なぜそこでそういう行動になるんだ~って思ってしまいます。 結果を知っていての考察になってしまうので、はやり結果を知らない時とは違うのでしょうが。 さらに考えて、自分だったら? と考えて見ると。 小心者の僕はきっとどちらが勝つだろうか? と迷いに迷った挙句、機会を逃し、どちらにも着き損なって、家運を落とすってのが関の山かな? 人生を賭けた勝負なんて、とても出来そうにないし・・・ (~_~;) 大変な時代でなくて、生きている時代が今で良かった。 1番気に入った生き方は織田有楽斎でしょうか? 信長の弟でありながら、秀吉の時代にも殺されず、茶人として関ヶ原以後も行き続けたというところは中々にしたたかそうです。 1番好きになれそうなのは会津の上杉景勝 ただこういう生き方は自分には出きそうもないけど、それだけに輝いて見えるのかもしれません。 義侠心が強い!! って言って見たいけど、実際の所はへなちょこだし・・・ そう言えば 会津の人って皆 義侠心に厚いのだろうか? 確か江戸幕府の最後の時にも。 この時は上杉家ではなくて松平だったけど、最後まで新政府軍に対抗してるし。 損な生き方ではあるな。 いけない、最初に合戦のシーンに辿りつかないと書いてしまったけど、一応合戦のシーンも有った。伏見城の戦闘シーンが少しだけ書かれていた。 あまりにさらっと書かれていたので、読み流してしまっていた・・・ やはりこの小説は合戦のもようよりも、各大名の事が書きたかったに違いない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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