内なる宇宙　下　ENTOVERSE
ジェイムズ・Ｐ・ホーガン

この下巻になってからやっと、新しいコンピューターの中の世界についての説明が入ります。
コンピューターネットワークの中に宇宙が生まれて生命が進化するって所は置いといて。
それなりに、納得して読める程度にはまとまっています。
前からの３部作を読んでいる人には中々興味深く読めると思いますが。
この作品だけを読んだらどうかな～　もう１つと感じるかもしれないです。
僕には最初の３作品の方が衝撃もあり楽しく読めました。
今回のは良くまとまっているな、とは思うもののその分衝撃も少ないです。
自分で予想できる範囲？　でお話が進みます。
安心して読めるとも言えますが。。。。

そう！　歴史小説的な楽しさが今回の本からは感じられないのが、僕が一番違和感を感じた点かもしれません。
今回のお話は現在系で書かれているし、謎も過去からはきてないので、

とか、色々と難癖をつけましたが、お話の世界を十分に楽しんだのも事実でして　(^o^)丿
エアロバイクをこいでる時間がわからなく為るほどには集中して読めましたから、
十分に面白い作品です。
たぶん、前３作がもっと面白かったので少し残念な気分に浸ってしまったのでしょう。