雅の日記~お気楽生活をめざして

2024/03/24(日)14:58

株と依存症

投資(1633)

株をやっている人の中で、ときに「この人、株依存症だな」と思う人がいる。 いま大騒ぎになっている大谷翔平の元専属通訳の水原一平さんの「違法賭博+送金事件」で、水原一平さん本人が「ギャンブル依存症でした」と供述しているという記事を読んだときに、株依存になっている人の何人かの顔が浮かんだ。 依存している人は、相場の良し悪しで躁鬱みたいな症状になったりする。信用取引できつい張り方をして、追証寸前まで追い込まれた時には、日常からもう気が張りつめているのだろう。イライラしているし、会っても癇癪を起してこちらに危害が及んだこともある。「少し相場を休んでみたら?資金量を減らしてみたら?」というと、逆上して叩かれたりとか、軽いやけどを負ったこともある。 本当はそういう人は相手にしなくていいのだが、付き合いが長いと心配になるし、たかが株にその人のメンタルや人生が振り回されているのを見るのが嫌なのだ。 でもそれに対して怒るというのはやはり病気なんだろう。 危ないのは投資家の呑み会で、きつい信用を張っている人が「自分、ポジポジ病(常に株式のポジションを多めに持っていたい人のこと)だから」とか、「依存症なんで」とギャグのように言って、インナーサークルではそれが面白がられている点である。暴力を振るわれたこともある私としてはちっとも笑えない。 株は頻繁にきつい売買を繰り返していると、パチンコとかゲームと同じような中毒状態になる。 カジノで106億円も溶かした、大王製紙の創業者3代目の井川意高さんがその顛末を書いた『溶ける』という本がある。その中に「破産した時の何とも言えない快感」について語ったくだりがある。 水原一平さんも株依存症の人も同じなんだろう。 人間は快楽も恐怖も表裏一体なのかもしれない。エネルギー量が同じなら、どうしたらたくさん脳汁が出るのかをただ追求したいのかも。 最後は自殺した稀代の投機家、ジェシー・リバモアも大儲けと破産を繰り返し、4回目の破産後ピストル自殺した。ピストルで自分を打ち抜く時のカウンティングは人生でもっともエキサイティングで気持ちよかったのだろうが、周りとしてはたまったものではない。 相場が過熱すれば、この手のオビョーキさんも増えるだろうし、依存とそうでない境界線にいる人も、引きずり込まれやすい。相場だけでなく、運用仲間との付き合いにも注意してほしい。 …え?私がアルコール依存症だって? んなことありません。体が「酒はいらない」というと、味がチョコレート味に変化する。昨日もそれで止めた(ノД`)・゜・。 <お酒メモ> 3月23日土曜日 開運 雄町 生酒 1合 小布施 シラー&ピノノワール クレレ 2019 赤 1/2本

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