カテゴリ:自衛隊
19日の続きです。 で、何年かして(多分、卒業後10年くらい)突然先輩から連絡があり、その先生が旅の途中で倉敷に立ち寄る、会いに来る、というのです。 その先輩、先生と連絡があったのでしょうか?もう、かなりの高齢のはず。何で今更?もしかしたら、虫が知らせて、私達にお別れに来るんじゃないかと、悪い事を考えました。 久しぶりの先生、相変わらずカクシャクとして(海軍&能楽しこみ)ます。これから、周防大島に行くそうです。軍艦陸奥の沈んだところだから、記念館があります。 ま、それはともかく。今回は、戦後、先生自身は能楽師になったのだけど、掃海部隊を大阪に作るのに海軍仲間から誘われた、と言う話。大阪港を無事利用するための掃海作業なのに、大阪はとうとう基地を作るのに反対だったこと。 そうです。阪神基地隊の創世時の話です。そんなわけで、初期の阪神基地は先生の後輩なんかがいっぱいいて、今では基地に遊びに行くとVIP扱いらしいです。 たしか、基地の記念日の式典のアトラクションか何かで、出来たてのイージス艦「こんごう」の上で「能」を演じたそうです。 「軍艦の上でやった能楽師はワタシだけだよ。」と言われてました。しかも、 「このごろの艦はミサイルが甲板から出るんだよ。知らんから、この四角いところに椅子を並べようと言ったら、艦長が慌てよってな。」って。垂直発射装置の上にパイプ椅子。。。(泣) 記憶がさだかではありませんが、修羅物の勝ち能、「義経」をやったということだったと思います。 展示訓練なんかに行くと、この手の海軍じいさんがまだまだ沢山おられます。そしてVIP扱いで、殆ど、士官室やら、艦長室、隊司令室でもてなされます。あれは、もしかしたら、操船作業なんかに口を出さない。。いえ、細かいアドバイスの心配を頂かないような配慮かもしれません。 と、ふと思う今日この頃です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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