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2005.04.12
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カテゴリ:映画
監督:フィリップ・カウフマン
原作:ミラン・クンデラ
出演:ダニエル・デイ・ルイス
   ジュリエット・ビノシュ
   レナ・オリン
あらすじ:’プラハの春’を生きた3人の男女を描いた同名のベストセラー小説の映画化。
有能な外科医のトマシュ(ダニエル・デイ・ルイス)は典型的なプレイ・ボーイ。
アパートに押しかけてきた一途な女性、テレーズ(ジュリエット・ビノシュ)との結婚後も、以前から付き合っている画家のサビーナ(レナ・オリン)と関係を続けている。
やがてプラハにソ連軍が軍事介入し、二人はスイスへ・・。

まず、鼻歌を歌いながら脳外科手術をするトマシュのシーンから始まり、私は度肝を抜かれてしまった;;
純粋にトマシュに惹かれるテレーズ、しかしそれを裏切るようなトマシュの女性関係の奔放ぶり。

ダニエル・デイ・ルイスは私の好きな俳優である。
一つのイメージに凝り固まらず、柔軟に様々な役をまるで別人のように演じ分けてしまう。「眺めのいい部屋」の取り澄ました貴族や、「マイ・ビューティフル・ランドレッド」でのホモ・セクシュアルの青年、どれをとっても顔かたちや雰囲気でその役に見事になりきっている。

どうも私は、プレイ・ボーイを演じるのが上手い役者に惚れてしまう傾向があるようなのに最近気がついた(^^;)

幸せの絶頂時に、意外な展開でラストを迎えるのだが、
女性(人生)を軽いもののように扱い生きてきたトマシュも、歴史の中ではただの一つの軽い存在に過ぎない・・。
男の色気で演じるダニエル、可憐なジュリエット、大人の女のレナ。
三人の魅力が重なり、歴史の動乱の写実映像とともに奥の深い大人の映画だと思います。






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最終更新日  2005.04.13 00:04:25
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