大火災の糸魚川市内、「フェーン現象」か
糸魚川市で、の大規模火災がありました。現場が木造住宅の密集地だったことと、燃え広がりやすい気象条件も重なったようです。気象庁によると、太平洋側の高気圧から日本海側に発達した低気圧に向けて湿った空気が流れ込み、山を越えることで乾いた強い風に変わる「フェーン現象」が発生していました。糸魚川市付近では日付が変わるころには、最大瞬間風速24.2mの南風を観測しています。総務省消防庁などによると、過去の大規模火災としては、1976年10月に山形県酒田市の中心部で起きた「酒田大火」があります。映画館から出火して強風で燃え広がり、建物1774棟が焼失しました。消防士1人が死亡し、1003人が負傷しました。この時も日本海側に発達した低気圧があり、酒田市内は台風並みの強風でした。近年では2002年6月、北海道稚内市内で起きた火災も強風で延焼し、店舗や住宅など約30棟が焼けました。たまたま、うちの近所でも火事があったようで、早朝、5~6台の消防自動車にいつものジョギングコースをふさがれました。焦げ臭い臭いもしていました。乾燥するこの時期、他人ごとでなく、火の用心ですね。