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2020.08.07
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大明风华 Ming Dynasty
第25話「旅立ち」

観兵式が無事に終わり、永楽帝・朱棣(シュテイ)は幕舎に戻った。
そこで皇太子・朱高熾(シュコウシ)が持って来たという杜甫(トホ)の″兵車行(ヘイシャコウ)″の掛け軸を皆で見ようという。
まさか卓の下に于謙(ウケン)とハシジュスが隠れているとは知らずに…。

朱瞻基(シュセンキ)が詩を詠み終わると、永楽帝はまだ若い頃に徐達(ジョタツ)大将軍の北伐に従軍したことを思い出した。
淮東(ワイトウ)と淮西(ワイセイ)、洪沢(コウタク)湖一帯は本来、耕作が盛んだったが人煙は見えず、雑草が家の中のかまどまで覆い尽くしていたという。
敵軍はその土地で馬場を作り、屍を埋めて肥料としていた。
「今でも忘れぬ、盛夏の7月だったが、あの辺りは薄ら寒かった
 辺りに漂う魂の嘆きに、十数万の兵がむせび泣いた…
 徐達大将軍は私に″十数年後、我々の子孫は唐詩や宋詞を知らぬだろう″と言った」
すると永楽帝は席を立って机の前に出た。
皇太子の奏上によれば兵部には金がなく、毎年の戦で財政が逼迫(ヒッパク)しているという。
それでも敵の侵犯を許すわけにはいかなかった。
永楽帝は自分1人でも戦うと訴え、長城を越えさせてなるものかと奮起する。
「私は行く」
「爺爺(イエイエ)、お供します、私が異民族を平らげてみせましょう」
朱瞻基がひざまずくと、漢(カン)王・朱高煦(シュコウク)、趙(チョウ)王 ・朱高燧(シュコウスイ)らも追従し、共に戦い抜くと誓った。 
すると永楽帝がいきなり剣を抜き、卓を突き刺す。
于謙とハシジュスは肝を冷やしたが、剣は運良く2人をすり抜けていた。
「賊軍を倒さずして帰還ならず…
 太子爺に伝えよ、軍心の向かう方向は曲げられん、戸部に再検討させよ」

↓朱瞻基の衣が迷彩風(^ꇴ^)


永楽帝は食後の後に神機営に行くと決め、卓を換えるよう命じて幕舎を出ることにした。
兵士は早速、卓を持ち上げたが、その時、いち早く朱高燧が于謙とハシジュスを見つける。
「何者だ!」
趙王の怒号で振り返った永楽帝は、すぐ曲者の1人が于謙だと気づいた。
「その格好は?」
「お答えします、私は皇上に小司馬に任じられました」
于謙は正直に酒を盗み飲みしていたと白状し、罰としてハシジュスと一緒に高所から吊り下げられてしまう。

朱瞻基は帰り際、楊士奇(ヨウシキ)になぜ父が観兵式の日に祖父を怒らせたのか尋ねた。
楊士奇の話では金欠は事実で、今までは何とかやりくりできたが、今年は遷都に婚儀、出征まで重なり、父も帳尻合わせに苦労していると知る。
「太孫爺は口を挟まぬよう…明日、私から上奏します、これ以上、皇上を怒らせてはなりません
 太孫の地位が盤石なら太子も安泰、肝に命じていてください」
しかし祖父の話を聞く限り、戦を中止させるなど不可能だろう。
すると楊士奇が兵部は戦の先行きを案じていると言った。
「こたびの敵は一体、誰なのでしょう?タタール?オイラト?ウリヤンハイ?
 …それさえも分からず、大軍を動かすのは危険です」
楊士奇の見解を聞いた朱瞻基は不安をかかえながら、門衛に于謙たちを下ろすよう命じて馬を駆けて行った。

永楽帝が朱瞻基を連れて寝宮へ戻ると、すでに朱高熾が待っていた。
「演習場でお咎めを受けたと報告を受けました
 兵部と戸部と合同でつぶさに検討を重ね、出征を中止すべき理由を奏状に14個したためました」
すると永楽帝は孫の婚儀の費用がつつまし過ぎて不憫だと同情し、もう少し上乗せしてやれという。
また戦が終わった後、皇位継承の準備をすると持ちかけた。
しかし皇太子は退かず、豪華な褒美をもらおうと意見は同じだという。
「…老大、堅いことを言うな~知っておろう?私は老い先が短い」
「父上は全国の精鋭を掌握しておられます、父上に万一が起き、国が転覆すれば、それこそ災いです
 …この賭けの危うさはお分かりのはず」
「半年で良い?どうだ?」
「ダメです!」
「では3ヶ月は?」

皇太子は兵を動員して3ヶ月で戻れるのかと失笑し、まるで子供騙しだと呆れた。
何より高齢の父にとって塞外(サイガイ)の酷寒は身体に障るという。
その一言が永楽帝の癇に障った。
「文武百官の中でお前だけが異を唱えておる!敗戦するとでも?!」
「強行なさるなら私は止めません、ただ1つだけお聞きください
 父上は人が1代で成すことを、たくさん成し遂げました、天下を少し休ませてください」
そこで永楽帝は控えていた朱瞻基を呼び、意見を聞いた。
「よく考えよ!あ?軽率に決めるな?大明の未来はお前に懸かっておるぞ…」
永楽帝は朱瞻基に圧力をかけたが、孫は期待に反し、平伏している父の隣でひざまずいた。
「どうか先入観はお捨てになり、戸部と兵部の大臣たちを協議を…
 個人の好みで国事を決めてはなりません、爺爺の名声が汚れれば害しかないのです」
朱瞻基はもちろん出征するなら自分が先陣を切ると言ったが、まずは再考して欲しいという。
すると永楽帝は2人を追い払い、ひとり寂しくしゃがみ込んだ。

朱瞻基は儲秀(チョシュウ)宮に孫若微(ソンジャクビ)を訪ねた。
実は祖父から若微と一緒に順天(ジュンテン)を視察して来いとの勅命だという。
自分たちの婚儀は遷都のあとで行うらしい。
また鶏鳴(ケイメイ)寺の和尚・姚広孝(ヨウコウコウ)も同行することになっていた。
祖父の命で順天の寺院を選ぶという。
「そうだ、胡善祥(コゼンショウ)とは気が合うようだな?いいことだ」

朱瞻基はその足で胡善祥を訪ねた。
「君とはゆっくり話したことがないな…
 遷都を控えており、しばらく会えなくなるが身体に気をつけよ
 …母は君が好きだ、暇な時は母の住まいを訪れてやって欲しい」
「太孫こそご自愛を、私は宮中で育ったので作法をわきまえています
 太子妃への挨拶は欠かしません」
「はお」

姚広孝の出立を前に永楽帝は鶏鳴寺を訪ねた。
すると永楽帝は卓に置いてあった籤(クジ)を手に取り、急にジャラジャラ振り出始める。
驚いた姚広孝は籤を取り上げて投げ捨てると、数十万の人命と国の未来を籤で決めるつもりかと声を荒げた。
「今さら運に頼ると?神や仏が本当に見ておられるなら、なぜ天災や飢饉が多発するのです?!
 …籤などデタラメだっ!」←まさかの全否定( ̄▽ ̄;)
その頃、軍営では北へ向かえとの勅命が伝えられていた。

姚広孝は朱瞻基が永楽帝に意見したと知って安堵した。
率直に言って朱瞻基が永楽帝に媚びないことは喜ぶべきことだという。
しかしこうして永楽帝が迷いを捨てきれないのは、戦地で死んで笑われるのが怖いからだろう。
すると永楽帝は君主なら国の犠牲となってしかるべきだと否定した。
「それより国事を誤れば一大事だ、大明は繁栄しておる、万理を羽ばたく少年のごとくな
 私の失敗で影響が及んでは困る」
姚広孝は永楽帝の演説に拍手を送って茶化し、言葉だけで異民族は鎮まらないと迫った。
「戦場で命を落としても子孫が敵を討ってくれます!」
そこへちょうど朱瞻基が現れ、2人の話は中断してしまう。

朱瞻基は準備が整ったと知らせにやって来た。
永楽帝は順天の視察を朱瞻基に任せ、昌平と房山一帯の寺を修復させるよう頼んで送り出す。
すると姚広孝がふと立ち止まり、手を合わせて深々と頭を下げた。
「皇上、行って参ります…お達者で」
「和尚!極楽と地獄、どちらへ行く?」
「ふふふ…私はもちろん地獄です、地獄で皇上を救えるのは私だけですから」
姚広孝は高笑いしながら出かけて行った。
「なるほど~そうか、それを聞いて安心した」
永楽帝はどちらにしても和尚とまたすぐ会えるとつぶやいた。

順天への道すがら、馬車の中で若微はなぜ綱渡りをするのか和尚に聞いた。
すると騎乗の朱瞻基がその話は長い上に信用ならないと文句を言って偵察に行ってしまう。
「私は天竺より伝わる外道をずっと学んできた、外道も″道″の1つだ
 煩悩の静め方が極端なだけである
 1代目の門主は修行にうってつけの洞穴を房山の断崖に見つけた
 経典を携え、縄を渡って洞穴に入り、そこで涅槃(ネハン)の境地に至ったのだ
 あれは唐の神龍年間、則天武后が即位した年だ
 60年後、2代目の門主も同じことをやり、代々継承された
 しばらくの間、綱渡りの技は途絶えたが、私の代となった
 私が訓練するのは、あの洞窟にある経典を見たいからだ、今生の夢である」 
洞穴には綱渡りでしか行けなかった。
集中力が試され、精神を鍛えられない者が経典を手に入れても、悟りは開けないだろう。
しかし朱瞻基はこの話を信じていなかった。
「私もです」
「ふっ、この話は私たちの秘密に」

その夜、若微たちは宿に泊まることになった。
朱瞻基は酒を持って若微の部屋を訪ねたが、その時、窓を蹴り破って刺客が現れる。
刺客は聶興(ジョウキョウ)だった。
朱瞻基と刺客は激しい攻防を繰り広げたが、やがて錦衣衛が駆けつけ、聶興は逃走してしまう。
しかし朱瞻基は旧友が挨拶に来たに過ぎないと告げ、捜索を止めた。

若微は灯りを手に宿の近くを探していた。
すると橋の下で腕を怪我した聶興を見つける。
若微はひとりで上手く止血できない聶興に代わり、腕に紐を巻きつけてやった。
「彼は気晴らしに私の部屋でお酒を飲むけど、1瓶あけたら自分の部屋に戻って寝るわ
 明日の宿は河北の高陽県よ、殺したいなら私を殺して」
「夫婦の絆は強いな、奴の身代わりに?彼を殺してはダメなのか?」
「そうよ、殺せない」
若微はすでに遺児の第一団が都に戻って来たと教え、自分が身代わりになれば遺児から感謝されるが、皇太孫を殺せば新たな犠牲者が出るだけだという。
「すべて終わったことよ」
しかし聶興はいつまでも過去の恨みにとらわれ、身動きが取れずにいた。
未だ靖難(セイナン)の犠牲者のために己を奮い立たせ、見えない敵とひとり格闘している。
すると聶興は自ら短剣で頰を斬り、血を流した。
「奴に伝えろ、朱家父子の悪夢は始まったばかりだと…」

若微は聶興を説得できず、無力感から橋のたもとにへたり込んだ。
そこへ朱瞻基が現れ、若微に外套をかけてやる。
「部屋に戻ったら飲み直そう」
しかし若微はその場をなかなか動けなかった。

朱瞻基一行は無事に順天に到着、早速、朝から新しい皇宮の建築状況を視察した。
すると若微が午後から寺を選ぶため和尚と房山へ登ると伝える。
何も知らなかった朱瞻基は一緒に行くと言ったが、和尚から若微だけ来いと言われたとか。
朱瞻基は寺選びに何を隠すことがあるのかと笑い、2人で行って来いと言った。

若微は老和尚が房山で綱渡りの練習をすると思っていた。
しかし姚広孝はこれが本番であると教え、今日こそ洞穴にたどり着いてみせるという。
「…なぜ太孫ではなく私を?」
「あいつを呼んでもぶざまな姿を見せるだけ、そなたは大らかだ」
姚広孝は戦で死んで行く者たちがやり残したことを悔やむように後悔したくないという。
すると若微はふと不安になって足を止めた。
「…皇上は?皇上はご存知ですか?あなたの″旅立ち″を…」
「皇上とて戦で死ぬ覚悟はできている、ふっふっふ」

山頂にある岩には本当に縄が張られており、遥か向こうは霞がかかって見えなかった。
姚広孝は護衛の錦衣衛たちにふもとで待つよう命じてから、若微に短剣を渡す。
「私が目的地に着いたら縄を切って欲しい、途中で足を滑らせた時も切るのだ
 ここで起きたことは誰にも言うな、ふっ…姚広孝はこの世から消える」
若微は思わず失笑し、自分が渡り終える前に切るかもしれないと言った。
しかし姚広孝は″靖難の役″という罪から逃れられないと吐露し、もし若微が途中で縄を切ったとしても、それで償ったことになるという。
「縄が切れなければ、私はそなたに許されたということ、すべてが満ちる」
「…ずるい人ね」
すると姚広孝は縄に飛び乗った。
「老和尚!縄の上を歩いて何を悟りましたかーっ?!」
「時折、世の中の万事万物を理解したように感じるが、一方で何も知らないと感じることもある」



その頃、昼寝をしていた永楽帝はふと目を覚まし、なぜか急いで寝宮を出た。
総監・鼻涕(ビテイ)は何事かと慌て、とりあえずお付きの者たちを引き連れて後に続く。
すると永楽帝は空を仰ぎ、しばらく雲ひとつない青空をじっと見つめていた。

姚広孝は順調に綱を渡っていた。
やがて若微の肉眼では姿が見えなくなる。
「老和尚!到着しましたか?!」
しかし姚広孝から返事はなく、若微は縄を切り落とした。

つづく


( ̄▽ ̄;)若微…綱切るの早くない?編集上の問題かしら?w





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最終更新日  2020.08.07 15:23:39
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