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2022.01.11
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我的宠物少将军 be my cat
第9話

莫羽寂(バクウジャク)は小醤油(ショウショウユ)を預かり、雌の猫と見合いをさせた。
しかし盛りではなかったのか、嫌がって側仕えの青雲(セイウン)まで引っかかれてしまう。
すると南屏晩(ナンヘイバン)公主が現れ、妙策があると言った。
弟には強がってみせた公主だったが、やはり利害が一致している二少爺に手を貸すことにする。
「落日には獣を飼い慣らす習慣がある」

蘇小荷(ソショウカ)は羽寂に咕咕狸(ココリ)を預けたものの、次第に心配になっていた。
そこへ洛風(ラクフウ)が現れ、公主と二少爺が咕咕狸を去勢するらしいと知らせる。
驚いた小荷は慌てて裏手の小屋へ駆けつけ、外で待っていた羽寂と公主を激しく非難した。
「私の猫に何てことを?!」
小荷は2人を押しよけ、間一髪のところで咕咕狸を救出した。

その頃、莫修染(バクシュウセン)を狙う謎の男がいた。
覆面で顔を隠した男は莫修染が落日に来ると知り警戒する。
「準備は良いか?」

翌日、修染は屋根の上に登ったまま降りてこなかった。
心配した小荷は自ら屋根に上がったが、修染は口もきいてくれない。
そこで小荷は修染が最近、機嫌が悪く苛立っていると指摘、契約を取り消すことばかりしか頭にないと嘆いた。
「…契約は取り消さない、魂珠も見つけてやる!プイッ!」
「やっとしゃべったわね~クスッ」
すると小荷は手作りの薄荷の匂い袋を贈った。
「これで機嫌を直してくれる?どうして最近、二少爺に攻撃的なの?何か誤解していない?」
「お前が好きだから!」
思いがけず修染から告白され、小荷は危うく屋根から落ちそうになった。
その時、修染が咄嗟に小荷を抱きとめ、そのまま2人で庭にある鞦韆(シュウセン)へ飛び移る。
見つめ合う二人、そこで修染は小荷に口づけしようとしたが、小荷は花粉症で思い切りくしゃみが出てしまう。
そんな仲睦まじい2人の様子を偶然、公主と羽寂が見ていた。



小荷は気まずくなって逃げるように部屋に戻って行った。
すると羽寂が現れ、修染を酒に誘う。
羽寂はこれまで兄と争った事はなかったが、酔った勢いで小荷だけは譲れないと切り出した。

一方、小荷は修染の告白に困惑していた。
「はっ!生き物が主を慕う感覚と同じかしら?…確認しよう!」
すると修染が二少爺の部屋で酔っぱらっている。
「またお酒を飲んだのね?…帰るわよ!」
しかしそこへ公主までやって来た。
公主は少将軍と酒を飲みたいと訴えたが、小荷は修染が酔い潰れて猫に戻ってしまうと焦り、代わりに自分が相手をすると申し出る。
実は修染と羽寂が飲んでいたのは″男児涙(ダンジルイ)″と言われる落日の強い酒だった。
容易に涙を見せられぬ男でさえ泣くほど強い酒だという。
「これを飲む勇気があるの?」「もちろん!」

修染と羽寂は早々に潰れた。
すると泥酔した公主は小荷が本当は少将軍を好きだと問い詰めながら眠ってしまう。
小荷は外で控えていた洛風に公主を預けて送り出すと、羽寂が不意に目を覚ました。
「小薄荷、悪かった…勝手に去勢なんて」
「いいのよ、じゃあ小将軍を連れて帰るわね」

洛風は泥酔した公主を送り届けた。
しかし公主は洛風を少将軍だと間違って押し倒し、そのまま眠ってしまう。



小荷は大きな修染を何とか支えて部屋へ送り届けた。
すると修染はまだ告白の返事を聞いていないと迫る。
「これは梁山伯が祝英台を想う気持ちと同じだ…」
「よかったら雌猫を紹介するわよ?」
なかなか本気にしない小荷だったが、修染が急に手を握り締めて真面目な顔になった。
「″好き″とは何なのかやっと分かった…
 お前がいないと不安になるが、距離が近すぎても落ち着かない
 お前が喜んでいると吾輩も嬉しい、悲しんでいる時は吾輩も辛い
 玉狸星に帰ることも、もう諦めた…ずっとお前のそばにいたい」
修染は小荷に口づけしようとしたが、ふと思い直しておでこにそっと触れた。
その時、突然、給仕が戸を叩いた。
「汁物を届けに来ました」

給仕は″洛将軍″からの差し入れだと言った。
曲者だと気づい修染は汁物を手にしたが、飲むふりをして投げ捨てる。
すると潜んでいた黒衣の刺客たちが現れた。
小荷は何事かと驚いて様子を見に行くと、修染が刺客と応戦している。
一方、洛風は何とか公主を寝台まで運び一息ついていた。
その時、急に外が騒がしくなる。
公主は剣戟の音で目を覚ましたが、洛風の姿に驚いて思わず引っ叩いた。

刺客は修染の敵ではなかった。
そこで刺客は咄嗟に小荷に襲いかかり、修染は小荷をかばって背中を刺されてしまう。
しかし洛風が兵士を連れて駆けつけ、刺客たちは慌てて逃げて行った。

小荷は修染の傷の手当をした。
「さっきはありがとう…だけど次からはもう無茶しないでね、軽い傷でよかった」
修染は隙を見てまた小荷に口づけしようと迫るが、小荷に引っ叩かれてしまう。

翌朝、公主と王子は自分たちの地盤で少将軍が襲われたことに憤った。
修染の話では刺客が何者かに操られているようで、自我を失い、痛みすら感じていない様子だったという。
追跡した洛風は刺客の逃げ足が早く、落日の方向へ消えたと報告した。
(ΦωΦ)<ん?洛風、その顔どうした? ( ̄▽ ̄;)<あ…転びました…
すると修染は傀儡の術を操る天狗(テンコウ)の仕業だと考えた。
「白魂珠を見つければ問題はおのずと解決する…」

その頃、天狗は莫修染の暗殺に失敗した配下に激怒していた。
しかし配下を殺さず、再び薬を飲ませて操る。
「白魂珠を手に入れるまでは殺す価値もない…」
薬を飲まされたのは小荷の兄・蘇子墨(ソシボク)だった。

修染たちは無事に落日城内へ入った。
すると公主を慕う呼延昊(コエンコウ)が一行を出迎える。
馬車を降りた羽寂は、修染と小荷が仲良くお揃いの襟巻きをしていることに気づき、面白くなかった。

白魂珠は落日王が持っていた。
実は公主の嫁入り道具のひとつで、少将軍を招いたこの機に婿選びの試合を開催したいという。
小荷のために白魂珠を手に入れたい修染と羽寂も参加を決めたが、小荷は自分に告白したはずの修染が名乗りを上げたことに不満が募った。

つづく


(  ̄꒳ ̄)もう放置しようと思った矢先、まさかの死ね死ね団w
あの厚化粧が気になるわ〜無駄に復活する視聴意欲w





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最終更新日  2022.01.19 21:39:43
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