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カテゴリ:花の都に虎われて 全24話
传闻中的陈芊芊 The Romance of Tiger and Rose 最終話「天の門が開くとき」 陳楚楚(チンソソ)の命で陳芊芊(チンセンセン)たちを包囲した護城軍。 しかし今や三公主が民に慕われ、むしろ城主の命に背いて民の暮らしを乱した二郡主こそ故裴(ハイ)司軍の遺志に背いていると気づいた。 その時、芊芊が捕まったと知った裴恒(ハイコウ)が他の部隊を率いて乗り込んで来る。 すると護城軍は楚楚が今後は人に従えと花符を自ら砕いたことを引き合いに出し、自分たちが従うべきは裴恒だと言い放った。 「今後は裴公子に従う!」 進退窮まった楚楚はあえて一歩前に出た。 短剣を突きつけていた蘇子嬰(ソシエイ)は思わず手を降ろし、一瞬の隙を突いた楚楚に蹴り飛ばされてしまう。 楚楚はついに剣を抜き、それをきっかけに楚楚の腹心たちと兵士が衝突、芊芊は混乱の中で韓爍(カンシャク)の姿を追った。 「芊芊!危ない!」 その時、楚楚が芊芊に向かって突撃し、芊芊はもはや手遅れと覚悟を決めて目を閉じる。 しかし楚楚が突き刺したのは一目散に駆けつけた韓爍の胸だった。 韓爍は激しく血を吐き、そのまま崩れ落ちるように倒れてしまう。 「韓爍?!…ぁぁぁ…韓爍ーーーっ!」 芊芊の絶叫が響き渡る中、楚楚は再び嬰嬰に拘束され、そこで争いは終息した。 一方、監禁された城主たちは孫が生まれたらどちらの姓にするかでもめていた。 そこで賽子(サイコロ)で勝負することにしたが、8回目になっても決着がつかない。 すると芊芊が飛び込んで来た。 決着は?!>ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ (´-ω-。` )<韓爍が大変なことに… 大郡主・陳沅沅(チンゲンゲン)の手当てで韓爍は目を覚ました。 急所は外れていたが、運悪く肺が傷ついてしまったため、長くはもたないと告知する。 絶望した芊芊は韓爍の手を握りしめ泣き崩れた。 居たたまれなくなった城主たちは夫婦2人だけにしようと静かに出て行く。 「私の脚本のせいよ…私が悪いんだわ!」 「そうではない…君のため、花垣(カエン)と玄虎(ゲンコ)のためなら死んでも悔いはないよ… これは君が書いた結末ではない…私、韓爍が決めたことだ」 回り道しながら本当の愛にたどり着いた2人、すると韓爍はこれこそ最高の結末だと笑顔を見せた。 「物語を終わらせよう、城主になる君の姿を見せてくれ…」 「嫌よ…」 「長い夢を見たと思えばいい、夢から覚めて脚本を開いたら私はそこにいる…永遠に君と一緒だ」 芊芊が寝殿を出ると韓爍の両親が待っていた。 2人は芊芊を責めるどころか、これも韓爍が選んだ道だと受け止めてくれる。 すると芊芊は2人に韓爍を任せ、ひとり城楼へ向かった。 芊芊は人々の行き交う姿を眺めていた。 城楼にいる芊芊を見つけた裴恒はそっと寄り添い、手巾を出して芊芊の涙を拭こうとする。 しかし思い直して芊芊の手に手巾を握らせた。 「これは以前、君からもらったものだが返すよ…私も司学の職に戻った 君の言葉に従って私塾を開く、花垣城では今後、男も女子も平等に学べるようになるんだ 君の賢明さを皆が称えているよ」 「私一人の手柄じゃない、大勢の希望の成果よ」 「…で、楚楚をどうするつもりだ?」 その夜、芊芊は差し入れを持って楚楚の牢を訪ねた。 すると楚楚は確かに芊芊を刺そうとしたが、急所を外していたと釈明する。 「それがまさか韓爍が身を挺して守るなんて…さぞ嬉しいでしょうね? 母の愛を独り占めにし、姉とは仲良し、韓爍に愛され、民には慕われているんだもの」 しかし陳小千(チェンシァオチエン)は楚楚がこうなった責任の一端は自分にあると分かっていた。 当初の筋書き通り三公主が死んでいれば韓爍は二郡主の夫となり、楚楚は城主の寵愛を独り占めし、未来の城主として皆に慕われていただろう。 「でも私は死ななかった…私に罪はないわ 生き延びた私があなたの邪魔をして全てを奪ったと思っているのね? でも考えてみて…蘇子嬰がなぜ寝返ったのか、民はなぜ無能な三公主を支持するのか?」 小千は結局のところ楚楚には城主の才徳がなかったと指摘した。 それを証明する方法があるという。 初代の花垣城主が建城の儀式を行った際、城主が花路(カロ)を歩くと太陽と月が輝き、天の門が開いたという逸話があった。 それ以来、明主の継承式には瑞祥が現れると言い伝えられている。 芊芊は楚楚の目を覚まさせるため、継承式で楚楚が明主かどうか試そうと言った。 すると偶然、牢を訪ねた城主が芊芊の提案を聞いて賛成する。 「ならば娘3人を全員、歩かせましょう… 花路を歩いて瑞祥が現れた者に城主の座を譲る…これで公平でしょう?」 韓爍は継承式が行われると知り、無理を押して立ちあがろうとしていた。 そこへ芊芊が現れ、慌てて止める。 「君も継承式に出るんだろう?」 「そばで見ているだけよ」 「君の世界に帰れるんだぞ?」 「そう簡単に現れるはずないわ、だって特撮は費用がかさむから( ̄▽ ̄;)」 「君が歩けば開くかもしれない」 「あなたはこの夢を終わらせようとしているの?…言ったでしょう?私はどこへも行かない」 すると韓爍は芊芊が礼服に身を包み、継承式に出る姿を見て心に留めたいと訴えた。 芊芊は韓爍の最期の願いを叶えようと同意したが、花路は歩かないという。 議事庁前の広場で花垣城主継承式が始まった。 詳しい事情を知らない大臣たちは困惑しながら参列し、動向を見守っている。 するとまず最初に楚楚が花路を歩いた。 祭壇に到着し、香を捧げる楚楚、その時、突然、暗雲が立ち込め、激しい突風が巻き起こる。 それはまるで天が楚楚の城主を拒んでいるように見えた。 次に大郡主・沅沅(ゲンゲン)が蘇沐(ソボク)に付き添われ、自分の足で花路を歩いた。 無事に祭壇までたどり着き香を捧げたが、やはり瑞祥は現れない。 しかし沅沅は花路を歩き切れた充実感で一杯だった。 城主は大郡主が初めて見せる幸せそうな姿に胸がいっぱいになり、満面の笑みを浮かべる。 そして最後に三公主が残った。 「私はやめておくわ…だって…もし天の門が開いたら…」 城主は芊芊にこの座を継承したくないのか聞いた。 しかし芊芊は城主になることと瑞祥が現れるかどうかは関係ないという。 「瑞祥で明主だと証明する必要なんてない、民を思う善良で寛大な心があれば民から敬愛されるはず」 その時、祭壇の前に韓爍が現れた。 「来るんだ…芊芊」 芊芊は首を横に振ったが、韓爍は無理をしたせいで喀血し倒れてしまう。 驚いた芊芊は思わず花路を走り出し、韓爍のもとへ駆け寄った。 すると突然、瑞雲が現れ天の門が開く。 伝説の瑞祥に思わずひれ伏す大臣たち、一方で楚楚は呆然と立ちすくんでいた。 「不可能…つまり芊芊が正しくて私が間違っていたの?」 小千は韓爍との別れを恐れ、泣き崩れた。 しかし韓爍は死を目前にして小千を元の世界に帰せると安堵する。 「これも悪くない…死別の涙は避けられた…」 「いいえ、白芨(ハクキュウ)!屋敷に戻るわよ!」 小千は韓爍を立ち上がらせようとしたが、急に意識が遠のいて動けなくなった。 「芊芊?…芊芊…」 すると急に白い光に包まれ、小千の目の前から韓爍の姿が消えてしまう。 小千は自分の部屋で目を覚ました。 慌てて起き上がると、そばに書き上げた脚本がある。 …陳楚楚は苦難の末、城主の位に就いた …太陽と月が同時に輝く瑞祥が現れ、神秘の輝きが放たれる …大結局 小千は何もかも夢だったと気づき、韓爍が現実に存在していないと分かって虚しさに襲われた。 するとちょうど韓(ハン)先生のドラマ制作発表会の配信を目にする。 韓爍に瓜二つの韓先生を見た小千は涙があふれ出し、張(ジャン)社長に時間が欲しいと連絡した。 「私の脚本は間違っていたと気づいたんです、韓先生に指摘されたことは事実でした でも今は愛を理解できました…」 しかし張社長の話では撮影が3ヶ月も遅れるため、時間には余裕があるという。 実は韓先生は一昨日の夜、事故に遭って入院していた。 「肺が傷ついているが、3ヶ月休めば撮影に入れるそうだ」 小千は社長から韓先生の入院先を聞き出し、見舞いに行った。 韓先生の話では急な事故に遭い、白い強烈な光を見た以外は記憶がないという。 「現代医学はすごいな、古代だったら死んでいたよ…」 そこで小千は七夕に城中で花火を上げたことや、韓爍の心臓病を治すため龍骨を盗んだことを覚えていないか聞いた。 しかし韓先生は全く身に覚えがない。 「韓爍じゃないのね…」 「韓爍?あ〜楚楚?、陳芊芊?…蜜柑君、入院中の私に脚本を読めと言いたいのか?」 「…お邪魔しました、帰ります」 小千は落胆して病室を出たが、その時、ふいに立ち止まった。 「みかん君?!…脚本には出てこないはずよ」 小千は病室に飛び込んだ。 するとちょうどバナナ(甘蕉)をむいていた韓先生が驚いて飛び上がる。 「そばに寄るな!妙なものにぶつかられたあと、長い夢を見ていた 林檎だの甘蕉だの蜜柑だのと…身に覚えのない記憶は君のせいなのか?…って分かのるかい?」 「…ふっ、本当に虎なんだから」 「私が虎だと?」 「虎よ!」 「…みかん?」 小千はやはり韓先生が韓爍だと確信し、抱きついた。 こうして現代に戻り韓爍と再会を果たした小千は無事、脚本を書き上げた。 …陳楚楚は城主となり、韓爍と陳芊芊は結ばれた …大結局 終 (  ̄꒳ ̄)うむ…広げた風呂敷を何とかまとめましたね〜 つくづく楚楚の設定が不憫だな〜最後には城主の才徳なしとか言われちゃうし( ̄▽ ̄;) でもさすがルースーです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.02.01 21:54:15
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