カテゴリ:失敗楽
今日限りで廃止される鉄道が2つある。三木鉄道と島原鉄道南線だ。三木鉄道は1916(大正5)年に「播州鉄道」として開業、旧国鉄に引き継がれた後、85年に三木市や兵庫県などが出資する三セクとして営業を始めた。沿線住民の減少などで利用客が減り続け、同市の財政再建の一環で廃止が決まった。
島原鉄道の島原外港以南の35・3キロが廃止される。水害や噴火災害など数々の苦難を乗り越え、島原半島の観光や産業、生活を支えてきたが、少子化などによる利用客減で収支が悪化。会社設立100年となる5月を前に、口之津鉄道時代から続いた「南線」の歴史に終止符が打たれる。 全国各地の地方では、少子高齢化、人口減少が進み、鉄道だけでなく、バス、フェリーなど公共交通の大半は慢性的な赤字が続いている。特に鉄道が廃止された後の落ち込みは藻を覆いたくなるケースが多い。文明開化の掛け声と共に全国に広がった鉄道網も時代の変遷と共に.また一つまた一つと消えていっている。現代は車社会で、鉄道やバス等の公共交通機関がなくても.道路さえあれば充分だという意見もあるだろうが、地方活性化対策、温暖化対策等大きな視点に立てば、全国津々浦々に張り巡らされた公共交通機関は必要といえる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.03.31 10:28:48
コメント(0) | コメントを書く
[失敗楽] カテゴリの最新記事
|
|