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カテゴリ:思い出話的なやつ
さてさて、そろそろ結婚を意識していた2人でしたが、そんな矢先でした。ボクの実家から1本の電話が☎ 母「お父さんが救急車で運ばれてね💧」 またか。ボクのこの電話に対する最初の印象はこうでした。 うちの親父、若い頃から、ギャンブル、酒、タバコが大好きで、女遊び以外は何でもやる破天荒な人で😫 給料は3交代勤務でたくさん稼いで来るんですが、およそ半分は自分の小遣いとして使ってしまう人で😫 そして、酒が入るとくだを巻き、人に絡みだす😓 そんな生活が祟って、糖尿病になりまして、入院して治療するんですが、いつも「俺にこんなウサギの餌みたいなもんばかり食べさせやがって😤」と、懲りてない様子でして😨 体調が良くなり退院すると、また不摂生な好き放題生活に戻り、また体調悪化して入院って感じで、入退院を繰り返していたんです😓 以前に一度、救急車のお世話になった事もあったので、今回も「またか😨」って印象しか無かったんですよね😥 仕事中に連絡をもらい、 ボク「またか😓分かったよ😨仕事終わったらすぐに病院顔出すわ😓」 と、母と話し、仕事終わらせ、彼女と2人でいつもの病院へ💨 いつもの感じで病院に着いたボク達。処置室で親父と話をしました。 ボク「もう💢だから言ったやんか💢あれだけ酒は控えてって言ったのにさ💢」 親父「おお…。急になあ…」 ボク「もういいから😓苦しそうだからムリに話さなくていいってば😓」 それから、先に来ていた母、兄、妹と処置室の外でグチをこぼしてました。またお父さんは…みたいな。すると、親父が処置室でさらに苦しそうな様子になり、ドクターが来まして😲 なんだか様子がいつもと違うような… ドクター「…今晩までもつかどうか…😓」 ボク「…え?そんなはずないでしょ?😲」 ドクター「肝臓の動きが悪くて、ほとんど機能してないんです😓」 母と兄は、親父に延命処置をするかどうかを問われています。何が起きてるのか理解出来ませんでした。でも、もしこれが最後になってしまうのなら、ボクにはやらないといけない事がある!そう思い弟に連絡しました! ボク「お前、今すぐ○○病院に来い!父さん、今晩もつかどうからしいから!」 ボクは1つ上に兄、3つ下に弟、5つ下に妹がいる、4人兄弟でした。ボクが家を飛び出してから、兄は東京に就職し、実家に残された弟と妹は、親父が酒飲んだ時に絡まれる格好の相手になっていました😨 弟は、ボクが出て行ってからは、ボクの代わりに日頃からダメ出しされたり絡まれていて、ボクが昔抱いてた様な、いつかこんな家出てやる!って気持ちを抱えてたんだと思います。 そんな矢先に事件があったそうで😓実家で、弟が母に貯金を頼んで、給料からいくらか預けて置いていたお金を、親父がパチンコ行くのに勝手に拝借して使い込んで😓 まあ、親父的にはあとで金おろして返せばいいだろ的に使い込んだんですが、普段温厚な弟が完全にキレたそうで😓 弟「人が稼いだ金を、許可も無く勝手に使うとかありえんわ!」 って親父とやり合ったらしく😫 親父「ちょっと借りただけの金を、何をエラそうに!お前はこの家で飯食わせて住ませてもらってるだろうが!」 弟「!だったらこんな家出て行くわ!もう2度と食わせてくれなくて結構だ!」 その事件の後、弟から家探しの手伝いを頼まれ、不動産屋めぐりをし物件決めて、トラック借りて引越し手伝ったのが6年前くらいです😓それから、弟は一切実家には寄り付かず、絶縁状態になっていたんですね😓 弟「…ああ、そうなん?別に俺はあの人がどうなろうと…」 ボク「違う!それは違うぞ!お前の気持ちは俺には分かる!俺も家を飛び出した人間だから!でも、今お前が感情に任せて言ってる事は間違ってる!今夜しか、今夜しか無いかもしれないんだよ!ぺちゃくちゃ喋れって言ってる訳じゃないんだ!ただ顔を出してくれたらそれでいいんだよ!だから来い!一生後悔したく無ければ、今すぐ来い!!」 しばらくして弟がバツが悪そうに病院に来ました。弟に、どうか処置室で顔だけでも合わせてくれと頼んで、弟と一緒に処置室に入りました。 大量の管が身体に繋がれ、意識が朦朧としている親父に、ボクは話しかけました。 ボク「父さん!○○(弟)が来たよ!久しぶりに会いに来たよ!」 親父が弟の方を見ました。バツが悪そうにしている弟を見て、 親父「……おお……。やっと…来たかあ…。」 それが親父の最期の言葉となりました。その後、すぐにドラマで良く見る様な展開に。意識が無くなり、機械音が鳴り響き、「お父さん!」「パパ!」「起きて!!」とか言葉を掛けるも、そのままご臨終となりました。57歳でした。 涙が出ませんでした。と言うか、あれから17年とか経ちますが、一度も泣いていません。未だに親父が死んだと思えてない自分がいます。実家の居間で、甚平姿で酒飲んで寝転がって、テレビ見ている。今もそう思ってるので悲しくないのかもしれませんが😅なので、お線香あげるのも好きではありません😅 その後、お通夜、お葬式との流れの中、一番辛かったのは彼女だったと思います。ボクは自分の親父が亡くなったんだから、当然休みをもらってその準備をしていましたが、彼女とはまだ婚姻関係にもなっていない状態でしたので、周りから見ると、事情知ってればただの彼女、知らない人から見るとただの職場の同僚でしたから。 ここで、また例のクソ上司が登場(笑)彼女が休みたい旨を伝えた所、 クソ上司「は?何でキミが休む必要があるんだ?結婚してる訳じゃないなら別に関係ないだろ?」 また彼女が泣いていました。これは後から聞いたんですけどね😡 ここで、事情知っていた他の同僚が、このクソ上司に猛抗議してくれたらしく💪 2人は、そろそろ結婚するつもりで、双方の親同士の挨拶するタイミングを考えてた所だった!親父さんも、彼女をとても可愛がってくれてたと聞いてるが、それでも関係ないって言えるんですか!と。 さらに上の上司とかにも相談し、彼女は「親族同然」って事で、対応してくれる事になったんです🙏 翌日のお通夜、葬儀にて、親族側に参列している彼女。それを、何も事情知らない同僚とかが見て、ちょっとビックリしてコソコソ話してる姿は見受けられました(笑) でも彼女は、一緒に親父を送り出す事が出来ました✨ もう一度、孫を抱かせてあげたかった。皮肉にも、親父の遺影の顔は、ボクの3歳の娘が七五三の着物を着た時に、親父が娘を抱いて撮影した時の写真の顔でした。 それは叶わなくなってしまいましたが、親父も気に入ってくれてた彼女と結婚して、もう一度結婚生活をやり直す。人生をやり直すのは目前に迫っていました。 さてさて、昔話はこのあたりで… (そろそろ終わるかも?😁) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.07.07 15:10:25
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