見た目をきにする韓国社会
韓国社会の間で、整形がさほどめずらしいことではなく、また暗いイメージではないということをご存知の方も多いのではないでしょうか。かくいう、私も整形した韓国の方を数人みてきました。日本社会よりはあっけらかんとした韓国社会での整形の実情というものも少しは知っている気がしていました。でも、こうして韓国に住むことになって、また韓国人に囲まれて仕事をするようになって、本当に整形って韓国の人たちにとっては耳にピアスをあけるぐらいの軽い気持ちなのかもしれないとしみじみ実感することになりました。ランチで、同僚とランチなどをしていると、たまに誰々はどこを手術したなんて話がでたりもします。私は、ここをなおしたのよなんて話も。現在、夏休み期間中ということで、うちの会社でも順々に休みをとっていますが、この休み中に整形手術をする人も数人いるようです。身近なところでいえば、うちのチームのSさんも2,3ヶ月前か1週間休みをとって二重の手術をしました。休む前には、チームの上司、同僚などに整形手術で休むことを報告。手術後に出勤してからも、あっけらかんとしてました。日本でもプチ整形などと二重の手術をする人もいるようですが、やはり韓国ほどは表立って手術したと話すような雰囲気ではまだないのではないかなと思われます。韓国社会では女性は美しくなくてはいけないという風潮が、日本より断然強いです。女性の社会進出が今よりも低かった少し前の韓国では、女性の幸せはやはり結婚だと、少しでも良い条件の男性と縁談がまとまるには、容姿がよくなくてはという考えも大きかったという背景があります。今では女性の社会進出も以前とは比べ物にならないほど進みましたが、それでも女性が就職する場合、まず容姿の良さというのが大きく影響するのは確かのようです。韓国人は見た目をとても気にするようです。自分がどうみえるかということはもちろん、人の見た目まで気にするようです。以前、日本の韓国企業で働いていたときの話ですが、一緒に働いていた現地採用の韓国人女性とランチに外にでたりすると、きまって、その韓国人女性は道を通りすぎる女性のファッションやらスタイルをいちいち褒めたり指摘していました。確かに素敵な人をみかけたら、私だって「あの人は素敵な服を着こなしているなぁ」「きれいな人だなぁ」と思うし、ちょっと的外れなファッションをしている人がいたら目にもとまりますが、その女性はまたそういったものとも違うのです。特定の人物を下から上までなめるように見た後、洋服やら持っているカバンやら、褒めたりけなしたり。正直、どうでもいいんじゃないの?と思ってしまうこともしばしば。でも、けしてこうした行動は彼女だけのことではなかったのですね。今では、私も毎日周りの韓国人にチェックされます。普段とは少し違った雰囲気の服を着て出勤した日には、社内のいろんな人から「今日はいつもと違う」「その洋服素敵だ」などと言われ、美容室に行った次の日には「ヘアスタイル変えたでしょ」などなど。もちろん似合わないような洋服を着た日にゃ…似合わない!とはっきり言ってくれます(とほほ