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柑橘試験場・缶詰工場を訪れて(その1)
tetywest 寧波から黄岩までの200㎞は幹線道路が一本しかない。従って信号はない。一本の道を人も、自転車も、バイクも「改造車」もバスもトラックも乗用車もみんなが使う。つまり我々を乗せたバスはいつも追い越しをしている。クラクションはしょっちゅうならす。道は一応舗装してあるが、ときどきでこぼこがあってシートの上で跳ね上がる。そんな中を4時間以上走って国立科学院柑橘試験場へ着いたのは12時15分だった。運転手が市内へ入ってからの行き先がわからずに警官に聞いていた。 試験場は街の真ん中の幹線道路に面したところにあった。運転手は技を見せて狭い門の中へバスを入れ、みんなは拍手をしたのだが、試験場の先生を乗せてすぐに昼食に行くことになった。こんな事なら門の前へ止めておけばよかったのにと思った。 試験場内の圃場にはハムリン、興津早生、試験場での選抜品種、文旦などが植えられていた。どれも肥料不足の様子で葉が少なく木は直立気味、わりと密植で栽培している。三十石は出そうな大きなスプリンクラーが設置されていた。試験場の中門入り口付近には台木に使う品種で黄岩地方のサワーオレンジがあった。赤い実が成っていた。 試験場で案内してくれた程氏に日本でブームになっている品種だとデコポンの果実をあげた。程 紹南氏は主任副研究員で先日我が町で講演されたH先生の紹介でお世話になった。以前には農水省興津支場で一年間研修した経歴を持っている。今までにこの試験場を訪れたのは愛媛、熊本、福岡、静岡だと言う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2001年11月14日 13時11分08秒
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