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昨日に続いて、果物の話題です。mmayunさんからお菓子との競合について書き込みをいただきました。
「2個入ってかわいい袋で100円ってお菓子のコーナーの横にでもあれば買うかも・・・日本の消費が少ないのはお菓子という選択が出来るからだと思います。お菓子に負けない戦略をしなくては健康への意識だけではダメなんじゃないかなぁ」 確かに、果物にそんな戦略がないのは事実ですね。でも、そういうことをしなければ買わないというのも、何かおかしいと思うtetywestなのですが・・・ 子供がおやつによく食べているポテトチップスのカロリーをご存知でしょうか?中型袋(80g)で444Kcalです。 ミカン(120g、可食部80.4g)のカロリ-は35.4Kcal リンゴ(300g、可食部255g)のカロリーは127.5Kcal ですから、ポテトチップス1袋分のカロリーを果物で取ろうとすれば ミカンなら12.5個 リンゴなら3.5個 食べなくてはいけないのです。でもtetywestは、そんなにミカンもリンゴも一度に食べられません。皆さんはどうですか? ついでに、ショートケーキ1個(100g)のカロリーは340Kcalで、これはミカン9.6個分、リンゴ2.7個分のカロリーなんです。 今日のtetywestの言いたいこと、もうおわかりですね。 果物を食べているとカロリー、脂肪が少ないので肥らないんです。 最近では、テレビなどで盛んに「果物と健康」についての番組が放送されています。しかし、あまりに良いことが多すぎてどれがどれだかわからなくなっていると思います。ここで一度にまとめておきましょう。 ビタミンC=壊血病の予防、高血圧、老化の予防、毛細血管の健全性を保つ。がんの予防。発がん物質を分解、ニトロンアミンの生成を防止するので各種がんを予防する。 ビタミンE=老化を抑制することが以前から知られていたが、がんも抑制する。 カロチノイド=ベーターカロチンの発がん抑制効果は早くから知られていたが、その他のカロチノイドも効果があり、とくに温州ミカンに含まれるベータクリプトキサンチンは5倍の効果がある。 フラボノイド=ビタミンPと名付けた物質は今ではフラボノイドと呼ばれているが、血管の老化を防ぐ効果は明らか。ミカン、オレンジのヘスペリジン、八朔、甘夏のナリンギン。フラボノイドはポリフエノールの一種。 ポリフエノール=フランス人が他の欧米緒国と同じく肉を多食するのに、生活習慣病が少ないのは赤ワインを飲むためとの疫学調査に始まったポリフエノールの研究で、生活習慣病、がんを抑制することが明らかになった。ポリフエノールを最も多く含むのは果物、野菜で、最近のバナナブームも、渋のポリフエノール。カキ渋も古くから高血圧の民間薬。皮を剥いたり、切断すると褐変するのはポリフエノールが空気中の酸素で酸化されるからで、禍変し易いものほど含量が多い。 食物繊維=第六の栄養素。欧米に比べ果物の消費が少いので日本人に最も不足している。食物繊維には不溶性と水溶性の二種がある。果物はとくに水溶性(ペクチン)を多く含み、生活習慣病、がんを予防する。現在は脂肪の摂取が増えているので大腸がんの予防にも必要である。また、ダイオキシンなどの有害物質を吸着排泄、腸内の善玉薗の繁殖を助け、病原性大腸菌O-157などの発病を抑える。食事後にブドウ糖の吸収を緩やかにするので血糖値を上げない働きがある。 カリウム、マグネシウム、その他のミネラル=カリウムは体内のナトリウムを排泄して減塩効果を生じ、がんや高血圧を予防する。骨はカルシウム:リン:マグネシウムの割合が2:2:1だが、牛乳は10:9:1、バナナは6:27:32。つまり牛乳だけでは骨そしょう症を防止できない。 水分=最も良質の飲料水(ミネラル・ウォーター) もともとヒトはサルから進化したのですが、サルは森にある果物や木の実を主食にしていたのです。tetywest、ヒトのDNAにも本来食べるべき食物として果物がインプットされているのではないかと考えるのですが、いかがでしょう? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2001年12月19日 12時28分50秒
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