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テーマ:中国旅行(113)
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「東巴文化研究所」から再び湖畔の遊歩道に戻る。澤の一番奥まったところまで行くと、鬱蒼とした木立に囲まれた湖水は本当に澄み切っている。何匹もの魚が泳いでいるのが手に取るようにわかる。そして、そこが水源である証拠に水面が盛り上がって、波が同心円を描きながら絶え間なく広がっていく。
工事中の「五孔橋」と「得月楼」を横目で見ながらさらに歩いていくと、湖畔のそばにあったのは「戯台」だった。舞台の上では楽団が「納西古楽」を演奏している。前日に聴き損ねた音楽をここで聴けるとは、なんという幸運なのだろう。生演奏を聴くことは麗江でしかできないのだから・・・ 「戯台」の上で「納西古楽」の演奏 パンフレットによれば、この舞台は1876年に麗江で最初に造られたもので、基礎が「品」の字の形をしているのだそうだ。 「戯台」から山手には「龍神祠」がある。こちらは紛れもなくお寺だった。whさんが赤い線香に火をつけて渡してくれる。 「お賽銭は自分のお金を使うものよ」 という家内のアドバイスに従って、線香を立ててから賽銭箱に小銭を放り込んで参拝する。正式には膝をつくのだろうが、それをやっていたのはサンタナの運転手だけだった。受付の女性が御神籤の箱をwhさんに渡している。それを振って出てきた番号によって、占いを書いた紙をくれるのだ。おまけに黄色い神官の服を着た老人がその解説をしてくれる。whさんはおとなしく聞いている。次にhxyさんにも御神籤の箱を渡してくれた。こちらは白い服を着た女性が解説している。hxyさんも神妙に聞いている。 当然のことながら何を言われたのか気になる。龍神祠を出て歩きながら、tetywest夫婦はwhさんに質問してみた。whさんは笑いながら、 「お金持ちになると言われました」 家内が、 「hxyさんは何と言われたの?素敵な結婚相手が見つかると言われたんでしょう?」 これも笑いながらwhさんは、 「そういうことです」 「龍神祠」は「龍王廟」とも呼ばれ、1737年に建立された。古い時代には、人々は雨が欲しいときこの廟に来て「雨乞い」をした。清嘉庚17年(1812年)と光緒15年(1889年)の2回、清朝皇帝によって「龍神」の号を下賜された。 帰国後このパンフレットを読んだときtetywestは、 「『龍王廟』は我が町の『雨乞い龍』と同じだったのか・・・」 と、にわかに麗江に親近感を覚えてしまった。 ちなみに先日(11月2~4日)行われた「スポレク香川2003」の開会式には仁尾町の「雨乞い龍」が登場したのだが、その霊験まことにあらたかで、次の日から2日間香川県は雨が降り続いたのだ。その雨が大会関係者を大いに困惑させたことは言うまでもない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2003年11月12日 12時13分33秒
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